家の中にネズミのフンのようなものを見つけたら、本当にネズミのフンなのか気になりますよね。
ネズミのフンだと思っていても、実は違う動物のフンの場合もあるかもしれません。
また、フンには病原菌などが潜んでいるおそれもゼロではなく、正しく処理を行わないと病気になる可能性もあります。
そこで本記事では、ネズミと他の動物のフンの見分け方や安全な処理方法などを害獣駆除のプロが解説します。
ネズミのフンの特徴と他の動物との見分け方
ネズミは家に侵入すると台所や押し入れの中、ベランダなどあらゆる場所にフンをします。
後ほど解説しますが、ネズミのフンからは感染症のリスクもゼロではないので注意が必要です。
家に出没するネズミは、クマネズミ・ドブネズミ・ハツカネズミの3種類です。
またネズミによって、それぞれフンの特徴やフンを落としていく場所も異なるため、ネズミを判別することが可能になります。
ネズミのフンの特徴
大きさ | 特徴 | フンの場所 | |
ハツカネズミ | 4mm~7mm |
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クマネズミ | 6mm~10mm |
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ドブネズミ | 10mm~20mm |
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ネズミのフンは4mm~20mmくらいの小さくポロポロとしたフンを撒き散らします。
真新しいものは水分も含まれているため指でつぶせるほどの固さですが、1日以上経過すると乾いてかなり固くなります。
ネズミのフンと間違えやすいコウモリのフン
ネズミのフンだと思ったら、コウモリのフンだったということがよくあります。コウモリは、軒下やベランダ、天井裏などにぶら下がりフンを落とします。
ネズミのフンは一般的に細長く茶色や黒っぽい色をしていますが、色や大きさがコウモリのフンとよく似ているため間違えやすいのです。
コウモリのフンの大きさは5mm~10mm程度で、クマネズミのフンと似ています。しかし、色はクマネズミが茶色ですが、コウモリのフンは黒っぽい色をしています。
コウモリは昆虫しか食べないため、ネズミのフンに比べるともろく乾いており、判別しやすいでしょう。
また、フンを落とす場所にも違いがあり、ネズミは床下や天井裏などに落としますが、コウモリは軒下や屋根裏周辺などに落としていることが多いです。
コウモリとネズミはいずれも駆除は難しいため、フンを見つけたらプロの駆除業者に相談しましょう。
相談先に悩んだらいつでもお問い合わせください。
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まずは被害状況をお聞かせください。
ネズミのフンの危険性と様々な被害
ネズミは雑食性でフンの中に様々な菌が含まれており、感染症などのリスクを引き起こします。
また、ネズミのフンがあるということは、ネズミが住み着いている可能性も非常に高いです。
ここからはネズミによる様々なリスクを解説します。
ネズミのフンによる感染症
ネズミのフンに含まれる細菌によって引き起こされる、代表的な感染症は以下の通りです。
ネズミによる経済的被害
ネズミに寄生するイエダニによる被害
ネズミの身体には「イエダニ」という吸血性のダニが寄生しています。
またネズミの死骸やフンにも付着しており、刺されると湿疹やかゆみなどの皮膚炎になる被害を受けます。
駆除を行う場合は、イエダニも一緒に駆除しましょう。
先ほどもお伝えしましたが、ダニはアレルギーの原因にもなります。
ネズミによる精神的被害
感染リスクや経済的な被害だけでなく、精神的にも大きな影響を与えます。
ネズミやネズミを取り巻くイエダニ、ネズミのフンなどには視覚的にも苦痛を感じる人が多いのではないでしょうか。家にある食品などにも、衛生上の不安を抱えてしまいますよね。
ネズミは夜行性のため、一晩中動き回る音により、不眠になる人も少なくありません。
そのようなストレスからノイローゼになる場合もあるので、精神上の健康の為にも早急にネズミの駆除を行いましょう。
ネズミのフンを安全に処理する方法
ネズミのフンを見つけたとき、放置していても増える一方ですので早急に処理をする必要があります。
しかし、ネズミのフンには様々な病原菌や寄生虫が潜んでいるおそれがゼロではないため、正しい方法で処理を行わなければなりません。
必要な道具・服装を準備する
ネズミのフンを処理する際は、以下のような掃除用具や体を防護できる道具を揃えましょう。
- ほうき
- ちりとり
- 雑巾
- ゴミ袋
- マスク
- 手袋
- 保護メガネ
- 消毒液(アルコール、次亜塩素酸ナトリウムなど)
使い終わったら、全て処分できるように使い捨てできるものにしてください。
また処分する際は、フンに触れないように必ずビニール手袋やゴム手袋を着用してください。
使用した手袋はフンと一緒に捨てるとより安全に処分できます。
フンを収集して処分する
保護具を着用した上で、ほうきとちりとりを使ってフンを集めます。
ネズミのフンは乾燥していると、掃く際に粉塵となって舞い上がりやすくなるため、事前に消毒液を軽くスプレーするのが効果的です。
殺菌・消毒を行う
フンの処理後は、アルコールや次亜塩素酸ナトリウムを含む消毒液を散布し、清潔な雑巾で丁寧に拭き取ります。
特に、台所にフンがあった場合は、食器や調理器具も併せて消毒しましょう。
侵入経路を特定し塞ぐ
再発防止のため、ネズミの侵入経路を特定し、しっかり塞ぎましょう。
なぜなら、ネズミは大きめの個体でも約2.5cm(500円玉大)、小型だと1~1.5cmほどの隙間から侵入可能です。
またネズミは自ら穴をかじって拡げてしまうこともあります。
そんなネズミの侵入口・経路になりえる箇所は以下のとおりです。
- 壁・床の穴や隙間
- キッチン周辺の配管・配線導入口
- エアコンの導入口や換気扇周り
- ブレーカー、配電盤
- 玄関・勝手口・上がりかまちの下、窓の隙間
- 床下の通気口・基礎部分
- 屋根裏や屋根の隙間、瓦の間
- 浴室・トイレの配管まわり、排水管
- 雨戸袋や戸袋、長押(なげし)の周囲
- 家の外壁貫通部分(電線・配管など)
- 下水管や排水口
また、ネズミが嫌がる臭いの忌避剤を設置するのも効果的です。
巣作りをさせないためにも、ゴミの適切な処理や食料の密閉保管を徹底し、ネズミにとって住み着きにくい環境を保つことが大切です。
使用道具を処分する
清掃に使用したほうき、ちりとり、保護具などには菌が付着している可能性があります。
これらはすべてまとめて処分し、感染拡大を防ぎましょう。
ネズミの駆除やフンの処理はプロに任せましょう!
前述のように、ネズミやネズミのフンには様々なリスクがあります。
フンの処理方法をご紹介しましたが、やはり衛生上の観点からも、プロの駆除業者に依頼した方が安全です。
弊社ハウスプロテクトは、年間1,500件以上の駆除実績を持ち、侵入経路の封鎖や再発防止などしっかりと丁寧に施工いたします。
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【Q&A】ネズミのフンに関するよくある質問
ネズミのフンを触ってしまったら?
ネズミのフンの中には病原菌がある可能性があるので速やかに水と石鹸で洗い流しましょう。
洗った後はしっかり除菌をしてください。
少しでも体に違和感を感じたら、早急に病院を受診することをおすすめします。