アライグマによる病気は空気感染する?糞尿の処理にも注意!

「アライグマが身近にいる」「直接触れることはないが、空気感染で病気にならないか心配」などとお悩みではないでしょうか?

実は、アライグマが身近にいる場合、直接アライグマに触れなくても病気になる可能性があります。そのため、アライグマに近づかなければ平気だと油断していては、重い病気にかかった後になってから後悔することになりかねません。

そこで本記事では、アライグマによる空気感染の可能性や、自分で糞尿を処理するリスクについて解説します。

アライグマが身近にいることのリスクを正しく把握し、アライグマと適切に向かい合えるようになりましょう。

アライグマが身近にいると病気になる?

結論から言えば、野生のアライグマが身近にいると病気になる可能性があります。

野生の動物は、アライグマに限らずさまざまな病原菌を保有しているおそれがゼロではありません。

参考:
外来種対策マニュアル 参考資料 ① アライグマ・ハクビシンに関する主な人獣共通感染症 – 東京都環境局

そして、アライグマが身近にいると、空気感染に含まれる「塵埃感染(じんあいかんせん)」をする可能性が考えられます

塵埃感染とは、病原体によって汚染された土や床から舞い上がった埃を吸い込むことによる感染方法です。

たとえば、アライグマの糞尿により汚染された粉塵を吸入することで感染します

糞尿が乾燥すると、塵や埃とともに病原体が空気中を漂い、人間が吸い込んでしまうことがあるのです。

これに対して、空気感染の他の方法として、飛沫核感染というものもあります。

飛沫核感染とは、感染者から排泄された飛沫核を直接そのまま吸い込むと感染するものです。

参考:
感染の方法/東京大学 保健センター
感染の方法/東京大学 保健センター

ここでポイントなのは、アライグマが身近にいれば、アライグマに直接触れたり引っかかれたりしなくても、病原体を吸い込んで病気になってしまう可能性が十分にあるということです。

参考:ノロウイルス感染症とは|国立感染症研究所

アライグマによる代表的な病気と感染経路

ここでは、アライグマによる代表的な2つの病気について、症状や感染経路などを説明していきます。

アライグマ回虫症の症状と感染経路

まず、アライグマ回虫症です。

これは、アライグマの小腸に寄生したアライグマ回虫が、アライグマの糞便を通じて放出されることに起因する病気です。

感染経路は、人間がこの幼虫包蔵卵を経口摂取(口から取り入れること)することです。

経口摂取すると、体内で12~24cmの成虫まで育ち、中枢神経系に至ると脳炎などの致死的な症状をもたらします。

摂取した幼虫包蔵卵の数が多かったり、中枢神経系に移行した幼虫が多かったりすると重症になりやすくなります。

ここで厄介なのは、アライグマ回虫症は、アライグマの糞に含まれているアライグマ回虫卵が感染源であるため、回虫卵を含む糞で汚染された粉塵が何かしらの形で口に入ってしまうと、塵埃感染してしまう可能性があるということです。

日本では野生のアライグマがアライグマ回虫症になった感染例は確認されていませんが、動物園の個体では確認されているため、注意は常に必要です。

参考:
アライグマ回虫による幼虫移行症とは|国立感染症研究所

レプトスピラ症の症状と感染経路

レプトスピラ症は、保菌しているアライグマが尿によって菌を排出することに起因する病気です。

人間の感染経路は、その尿で汚染された水や土壌、尿自体との直接接触による「経皮感染(皮膚を通した感染)」や、尿で汚染された水や食物を飲食することによる「経口感染」です。

初期症状としては、発熱や悪寒、筋肉痛、頭痛、腹痛、結膜充血などに始まり、重症化するとワイル病となって黄疸、出血、腎障害などの症状が現れ、20~30%の確率で死亡します。

この病気も、尿で汚染された水や土壌などを通じて知らず知らずのうちに感染してしまう可能性があるため、アライグマとの直接的な接触がなくても、アライグマが身近にいるだけで感染するリスクがあります。

参考:
レプトスピラ症とは|国立感染症研究所

以上のようにアライグマが身近にいると、さまざまなリスクが発生します。

もしも少しでも不安があるようでしたら、お気軽にご相談ください!

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アライグマを駆除しなければ病気のリスクはなくならない

結局のところ、アライグマが身近にいる場合、アライグマを駆除しなければ病気のリスクはなくなりません。

しかし、ご自身での駆除は難しいのも事実です。

アライグマ駆除は自分では難しい

確かに身近にアライグマがいるのは問題ですが、その一方でアライグマ駆除を自分で行うのは難しいということも押さえておかなければなりません。

なぜなら、自分ではアライグマを追い出すことまでは出来たとしても、再侵入予防まではレベルが高すぎて実施困難だからです。

アライグマの駆除は、大まかには「追い出す→再侵入を予防する」という2段階を踏んで行います。

このうち最初の「追い出す」には、忌避剤やLEDライト、超音波発生器など、いくつかの方法が存在します。いずれも手間や費用が掛かるうえに、なかなか追い払えずに四苦八苦して長期化するリスクはありますが、専門家以外が絶対に行えないレベルの作業ではありません。

ですが、2段階目の「再侵入を予防する」は話が別です。これは、住宅内に侵入してしまうアライグマの侵入経路をすべて塞ぐ作業であり、アライグマが侵入できる3~5センチ程度の隙間を家中から探して埋める必要があります。その隙間を探して埋めるだけでも困難であるうえに、中途半端に隙間を埋めてもアライグマは怪力なのでその封鎖部分を破壊して侵入されてしまうこともあります。

このように、アライグマを自分で追い出すことは出来ても、再侵入予防を完全に自分で行うことは難しいというのが現実です。

アライグマの糞尿の清掃もハイリスク

上述の通り、アライグマの駆除は自分で行う難易度が高いことに加えて、アライグマの糞尿の清掃にはハイリスクがつきまといます。

なぜなら、アライグマの糞尿にも病原菌がいるおそれはゼロではないからです。

上述の通り、アライグマ回虫症は糞を媒介して感染しますし、レプトスピラ症は尿を通して感染します

糞尿が家の中にあるだけで病気になるリスクがありますし、清掃のために糞尿に近づけば、感染のリスクは跳ね上がります。実際、アライグマの糞尿を清掃しようとして病気になってしまったという話もよく聞きます。

ご自宅にアライグマの糞尿があるのを見たら、すぐにでも清掃や消毒をして大切な家を守りたくなる気持ちは理解できますが、そのために重い病気にかかってしまえば元も子もありません。

アライグマのもつ病原菌とは?感染症・健康被害のリスクを解説

アライグマが身近にいるならプロに相談しよう

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アライグマが身近にいるなら、自分で駆除しようとすると危険なのでプロに相談しましょう。

家にいるアライグマを放っておけば、直接アライグマに関わらなくてもご家族が病気にかかってしまうリスクがあるため、プロに頼って早急に解決してしまうのがオススメです。

当社ハウスプロテクトは、アライグマ駆除のプロであり、アライグマの追い出しや侵入経路の封鎖はもちろんのこと、糞尿の清掃や消毒までキッチリと行います。

24時間365日電話がつながりますのですぐに駆けつけることが可能で、ご家族が病気のリスクから一刻も早く解放されるようにお手伝いさせて頂きます。

現地調査や見積りは無料ですので、アライグマの病気が心配な方は、お気軽にご相談ください。

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まとめ

アライグマが身近にいると、それだけで病気にかかる可能性があります。

アライグマによってかかる代表的な病気には、アライグマ回虫症やレプトスピラ症があり、これらは塵埃感染や経口感染、経皮感染など、直接アライグマと接しなくてもかかる病気です。

そのため、アライグマを駆除しなければ病気のリスクはなくなりません。ですが、自分で駆除するには、追い出すことまでは出来ても、再侵入予防までは十分に行えません

さらに、自分で糞尿の清掃をしようとすると、その際に病気にかかってしまう可能性まであります。

アライグマの駆除はプロに任せるのがオススメですので、病気にかかるリスクが気になる方は、当社ハウスプロテクトにご相談ください。

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