アライグマはもともと北アメリカ原産の動物ですが、ペットとして輸入された後、逃げ出したり、飼育を放棄した個体が野生化し、日本全国で急速に繁殖したといわれています。
近年、日本全国で急速に繁殖数を伸ばしており、最近では人が生活している市街地や住宅街でも目撃情報が増加しています。
そのため、街中で見かけるだけでなく、家の中にアライグマが入り込んでしまうことも珍しくありません。
もっと言うと、家の中でアライグマが赤ちゃんを産み、繁殖し、被害が拡大するリスクもあります。
アライグマは、その可愛らしい見た目とは裏腹に、気性が荒く凶暴であり、騒音や悪臭、建物の損壊、農作物に被害を与えることもあります。
またアライグマはアライグマ回虫、狂犬病、レプトスピラ症といった感染症を保持している恐れがあります。
アライグマ回虫に関しては、人体に感染すると死亡するリスクがあり、アメリカでは幼児が命を落としたケースも報告されているほど、危険な感染症です。
そのため、赤ちゃんであっても、アライグマを近くで見かけた場合は、被害に遭わないように早急に対処すべきです。
本記事では、そんなアライグマと赤ちゃんの特徴や見つけた場合の対処法について解説してまいります。
アライグマとはどんな動物?成体と赤ちゃんで特徴を比較!
赤ちゃんのアライグマの特徴を正しく知るために、そもそもアライグマとはいったいどんな動物なのか、特徴を以下にまとめました。
- 頭胴長:41~60センチ(尾:20~41cm)
- 体重:2キロ~10キロ(稀に20キロ超える個体も)
- 毛の色:灰白色の場合が多い(稀にほとんど黒色の個体も)
- 指:人の手に似た5本指
- 性質:夜行性
見た目については、目のまわりから頬にかけて黒いマスクのような模様があり、尾は長くふさふさとした毛が生え、黒いリングの模様が特徴的です。
白く目立つヒゲがあり、大きい耳には白い縁取りがあります。
それでは一般的なアライグマの特徴を理解したところで、赤ちゃんアライグマについても見ていきましょう。
赤ちゃんアライグマの特徴
生まれたてのアライグマの赤ちゃんについての特徴を以下にまとめました。
- 頭胴長:12センチ
- 体重:70g
- 毛の色:茶色だが目のまわりの黒いマスク模様がある
赤ちゃんアライグマは親とは毛の色が少し違い、尻尾の模様も生まれたての頃はハッキリしていません。
1ヶ月程度経てば、親と似た毛色になってきます。
生まれたての時期は目が閉じており、自分だけで歩くこともできないです。
生後1年ほどは母親のアライグマと暮らし、成長していきます。
赤ちゃんアライグマを見つけたらペットにしても良い?
愛くるしい姿の赤ちゃんアライグマですが、家にいる気配を感じたり、実際に目にしたりといったときに「ペットにしたい」と感じる方も少なくないようです。
しかし、赤ちゃんアライグマをペットにするのはやめておきましょう。
アライグマは人間になつく動物ではなく、攻撃的な性格です。
赤ちゃんの頃は力も弱く人になついているように感じることが多いですが、大人になると今までの関係性がなかったかのように急に襲われてしまうトラブルが少なくありません。
また、病原菌やウイルスを保有していることがほとんどで、一緒に暮らしていると健康面でのリスクに晒されてしまいます。
さらには「特定外来生物」に指定されていることもあって、個人の方が家庭でペットにすることは難しいです。
▼アライグマによる健康被害のリスクについては、以下の記事で詳しく解説しています。
アライグマは特定外来生物に指定されている
アライグマは元々、外来種で北米~中米原産です。
日本では外来生物法により「特定外来生物」に指定されており、研究などの目的以外で関わることは難しい状況となっています。
たとえば、アライグマをペットとして飼う、譲渡する、または輸入することは禁止です。
赤ちゃんアライグマを見つけたら「かわいいし助けてあげたい」という気持ちになるかもしれませんが、触ったりエサをあげたりすることはNGだと覚えておきましょう。
赤ちゃんアライグマはどうやって駆除したらいい?
ペットにできないとなると、追い出すしかありません。
赤ちゃんアライグマがいるということは成体のアライグマも身近にいるということですし、駆除しなければ生活に危険が伴い続けます。
ただし、アライグマを勝手に傷つけたり捕獲したりといったことは法律上禁止されており、国や地方自治体の許可が必要です。
したがって、追い出しグッズを活用して家から出て行ってもらうことになります。
しかし、赤ちゃんが生後間もない時期だと、追い出しグッズを使っても、赤ちゃんが逃げ遅れて親と離れ離れになって死んでしまうというようなトラブルにもなりかねません。
親が赤ちゃんを守ろうとして、思ったように追い出せないこともあるでしょう。
そのため、アライグマの赤ちゃんがいる可能性がある場合は、プロの駆除業者に相談し、対応してもらうことを強くおすすめします。
アライグマを駆除するための追い出しグッズとは?
もしもアライグマが家に住み着くと、多大な被害を及ぼしてしまいます。
赤ちゃんが家にいるなら、すでに家を住処だと認識されている可能性が高いです。
アライグマを追い出すためには、いくつかの方法があります。
代表的な追い出しグッズは、以下のようなものです。
- 忌避剤
- くん煙剤
- 超音波発生装置
これらのものはアライグマにとって居心地の悪い環境を作り出し、自分から出て行ってくれるように仕向けるものです。
ホームセンターやインターネットで購入することができます。
こちらの記事では、アライグマ対策に有効なホームセンターにある5つのものを紹介していますので参考にしてみてください。
しかし、先ほどもお伝えしましたように、アライグマの赤ちゃんがいるおそれがある場合には、駆除業者に相談して適切に対応してもらいましょう。
「ハウスプロテクト」では相談はもちろん、害獣調査や見積もり依頼も無料で行っていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
ネズミ、イタチ、ハクビシン、アライグマ、コウモリなど、あらゆる屋内害獣に対応。
まずは被害状況をお聞かせください。
赤ちゃんアライグマが家にいるかわからないときは?
「なんとなく赤ちゃんがいるような気がするけど、実際のところはわからない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
赤ちゃんアライグマが家にいるかわからない状況だと、ご自身で対策グッズを使って追い出すべきかどうか迷いますよね。
そのような判断が難しい場合でも、一度、駆除業者に相談してみることをおすすめします。
なぜなら、多くの害獣駆除業者は、現地調査を行っています。
プロの駆除業者に現地調査してもらうことで、アライグマの被害をうけずに済みます。
現地調査を依頼したからといって、本契約を結ばなければいけないということはないので、まずは調査だけしてもらうのもアリです。
アライグマは屋根裏や軒下など、自分の目でチェックしにくい場所を住処にすることが多いので、ご自身で判断できそうにない場合は、専門業者に相談してみてください。
本記事で紹介しています「ハウスプロテクト」では、無料で現地調査を行っていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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まずは被害状況をお聞かせください。
アライグマ駆除は早期対策がカギ!一匹でも見つけたら専門業者に!!
「業者に相談するほど、まだ被害が出ていないし大袈裟かも」「駆除費用が心配だから相談しにくい」など、業者に相談することについてお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、アライグマ被害は時間とともに、どんどん大きくなるので、早期対策が重要となります。
アライグマによる、さまざまな危険性をなくすためには、アライグマを駆除するしかありません。
一匹でも出没するようになったら早めに手を打ち、アライグマが屋内に入ってこられないようにまず侵入経路を封鎖することが重要です。
アライグマ駆除についてお気軽にご相談ください!
一般の方ではアライグマを許可なく捕獲することはできません。
また駆除方法にも制限がありますので、ぜひプロの駆除業者に相談してみてください。
累計10,000件以上の実績がある「ハウスプロテクト」では、アライグマの捕獲、駆除のノウハウを使い、徹底的に駆除工事します。
追い出しはもちろん、侵入経路の封鎖まで、プロが徹底的に行います。
また「最長10年の再発保証」を用意しており、万が一、被害が再発した場合が無償で対応いたしますのでご安心ください。
「アライグマ駆除グッズを試したけど被害が収まらない」「赤ちゃんがいそうで不安…」といった場合は、ぜひ一度、弊社「ハウスプロテクト」へご相談ください。
通話料をはじめ、現地調査や見積もりも無料で行っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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まずは被害状況をお聞かせください。
まとめ
赤ちゃんのアライグマはとても小柄で愛らしい見た目をしています。
一方で、赤ちゃんとはいえ病気の原因になるおそれはありますし、大人になってからは凶暴になるので要注意です。
アライグマの赤ちゃんがいる場合、身近に大人のアライグマがいる可能性が高い点にも気をつけなければなりません。
赤ちゃんアライグマがいるかもしれないときは、早めにプロの駆除業者に相談することをオススメします。
もしも相談先にお悩みでしたら、「ハウスプロテクト」にお気軽にご相談ください。