農作物や食料被害、糞尿被害など、私たち人間に悪影響を及ぼすアライグマ。
可愛らしい見た目とは裏腹に、非常に凶暴な性格をしており、その被害は後を断ちません。アライグマはタヌキなどの他の害獣と見た目が似ており、「被害を及ぼしている害獣がアライグマかどうか特定できない」といった声も聞かれます。
そこで今回は、アライグマを見た目ではなく、鳴き声で見分けられるように、鳴き声について詳しく解説しています。ぜひアライグマを判別するための参考にしてください。
アライグマの鳴き声について
アライグマは基本的に「クルルル、クルルル」と鳴きます。また、威嚇するときは、「シャーシャー」と鳴きます。アライグマは夜行性ですので、このような鳴き声が夜に聞こえてくればアライグマがいる可能性が高いです。
下記に「アライグマの鳴き声」が分かる動画を転載していますので、ぜひ参考にしてください。
1番目の動画では基本的な鳴き声が、2番目の動画では、威嚇時の鳴き声が収録されています。2番目の動画は少し長い動画になっています。鳴き声だけ確かめたい方は0:31から再生してください。
最も間違えられやすいタヌキの鳴き声
アライグマは見た目からタヌキに間違えられることが多いです。タヌキのいない地域に住む外国人にタヌキのキャラクターを見せると「アライグマである」と勘違いするそうですから、かなり似ていると言えます。
では、タヌキの鳴き声はどのように聞こえるのでしょうか?
タヌキの鳴き声は子犬のそれと似ています。文字に起こすと「キューン」「クーン」といった鳴き声になります。タヌキはイヌ科の動物ですから、それを考えると当たり前かもしれません。ただし、鳴く頻度はイヌよりも少なめです。
また、鳴き声以外でのアライグマとの見分け方をお伝えしておくと、下記の通りになります。
②顔の違い:タヌキは目の周りから、首にかけて黒い毛に覆われている。耳のふちは黒く、ひげも黒い。それに対して、アライグマは、眉間から鼻にかけて黒い線がある。耳のふちは白く、ひげも白い。
よければ下記のリンクも参考にしてください。
他の害獣の鳴き声について
住宅街で見かける可能性のある害獣はアライグマとタヌキだけではありません。それ以外の害獣の鳴き声を下記にまとめました。
イタチ……「キーキー」「クククク」
ネズミ……「キィキィキィ…」「キュッキュッ…」
アライグマによる被害について
農作物や生ゴミへの被害
糞尿被害
アライグマが人家に侵入し、屋根裏などにそのまま住み着いてしまうことはよくあります。
家に住み着いたアライグマは「ためフン」といって、同じ場所に糞をするのですが、その結果、糞の下にある天井板はどんどん脆くなっていきます。そんなボロボロの建材に糞やアライグマの重さがのしかかることによって、その部分だけ天井が抜けてしまうこともよくあります。
また当たり前ですが、糞尿を放置しておくと「虫が湧く」「悪臭を放つ」など、かなり不衛生な環境になります。屋根裏という場所は、糞尿自体を見つけにくく、仮に見つけられたとしても簡単に掃除ができない場所ですので、アライグマがいなくならない限り改善は難しいです。
そのため、アライグマに住み着かれた場合、高い確率で異臭に悩まされることになります。
感染症のリスク
先ほども触れましたが、野生生物であるアライグマやアライグマの糞は病原菌やウイルスの温床です。
例えば、「レプトスピラ菌」「サルモネラ菌食中毒」「カンピロバクター食中毒」「ツツガムシ病」などの病原菌を保菌している可能性があります。
参考:
外来種対策マニュアル 参考資料 ① アライグマ・ハクビシンに関する主な人獣共通感染症 – 東京都環境局
奈良県の公式ホームページによると、奈良県内では過去、レプトスピラ菌に感染したアライグマが確認されています。
レプトスピラ症の具体的な症状は、頭痛、発熱、悪感、筋肉痛、吐き気、下痢や腹痛、発疹などです。重症になるとワイル病と呼ばれます。
騒音
アライグマは成体で4〜10kgと、人間の赤ちゃんと同じくらいの重さです。家に侵入する害獣の中でも重い部類のアライグマは、足音が大きくなりがちです。
また、アライグマは夜行性の動物です。人が寝静まる時間になると、天井裏をドタバタと走り回り、睡眠を阻害します。屋根裏に住み着いたアライグマが1匹とは限りません。数匹単位の家族で住んでいた場合、かなりの騒音になります。
少しでも被害にお悩みでしたら、お気軽にご相談ください!
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まずは被害状況をお聞かせください。
アライグマを見かけたら
もし家の近所や家の中でアライグマを見かけた場合、自力での捕獲は避けましょう。
アライグマの捕獲については「鳥獣保護法」という法律に沿って行う必要があります。「鳥獣保護法」では、行政の許可がない場合の捕獲を禁じています。
アライグマの凶暴性や病気への危険性もさることながら、このような法律上の縛りや、侵入口の封鎖の難易度などを考慮すると、やはり自力での駆除はお勧めできません。
また、「忌避剤」「燻煙剤」など使用して追い出すことで対処する方も多くいらっしゃいますが、これだけでは被害はほぼ100%再発します。
アライグマは繁殖力が高く(1回の妊娠で5匹産む)、また被害も深刻なため、見かけたら一刻も早い対策が必要です。早めに業者へ相談しましょう。
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