アライグマの駆除に超音波を利用したものの、思うような効果が発揮されずに悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本来、アライグマを追い出すために超音波を利用することで一定の効果が見込めます。もし、思うような追い出し効果が発揮されないときは、超音波発生装置そのものの欠陥や設置場所を確認してください。
つまり、アライグマの侵入経路や通り道に適切に設置できていない可能性や、超音波が発せられない欠陥がある可能性も疑う必要があるでしょう。
今回は、アライグマの駆除に悩んでいる方に向けて、超音波の使用方法の見直しのポイントや改善点についてお伝えしていきます。
【必見】超音波駆除グッズの効果が出ないなら設置場所の見直しが必要!
アライグマを追い出すために超音波を利用しているのに、思うような効果が出ない理由は「設置場所」に問題があるかもしれません。
超音波による駆除装置はペットがいる家庭では利用できなかったり、動きに反応して発するグッズもあったりするため、さまざまな事情を考慮した上で設置場所を決めたかと思います。
屋内だけではなく、屋外で利用されている方もいらっしゃるでしょう。
一方で、もしも思うような効果が発揮できていない場合は、アライグマの通り道や侵入場所付近に設置できていない可能性が高いです。
まずは、「アライグマの被害を防ぐために効果的な設置場所はどこなのか?」「超音波の効果が思うように発揮されないときに確認すべきことは何か?」について詳しくみていきましょう。
アライグマの侵入場所・通り道に設置すると効果的
アライグマを追い出すための超音波駆除グッズは、360°全方位に超音波を発するものもありますが、すべての侵入経路をカバーできていない可能性は高いでしょう。
仮に、自宅内全エリアに超音波が届くように超音波駆除装置を設置しようとすれば、複数台の装置を準備しなければいけないため費用もかさんでしまいます。
したがって、ある程度の目星をつけて設置場所を決める必要があります。
アライグマの追い出しが全くできていない場合、多くの場合はアライグマが通らない場所に超音波を放ってしまっているはずです。
また、アライグマの侵入経路をカバーできていたとしても、すでに自宅内に住み着いている可能性もあるでしょう。
アライグマは、気温が低くなると天井裏や床下に住み着いて体力の消耗を抑える害獣です。
自宅内に住みつかれてしまっていると、超音波で少し居心地が悪い程度では出て行ってくれないケースも珍しくありません。
アライグマに効果のある超音波駆除グッズが設置されていない可能性も
アライグマに対する超音波駆除装置は一定の効果が見込めますが「超音波を発する駆除装置はすべて同じ性能である」と思っていませんか?
アライグマの可聴域(聞こえる音の範囲)は100Hz~50kHzです。
したがって、この範囲内で発する超音波駆除グッズを購入しなければ、アライグマに聞こえないので意味がありません。
なかなかアライグマが出ていってくれないとき、人間の可聴域が20Hz~23kHzであることを理由に、極端に高い音の超音波駆除グッズを購入されている可能性もあります。
超音波によるアライグマの追い出しを狙う場合は、周波数にも注目して製品を選んでください。
▼アライグマ駆除の超音波の有効性については、以下の記事で詳しく解説しています。
超音波の設置場所の検討に!痕跡からアライグマの侵入経路を考えよう
アライグマを超音波で追い払うためには、侵入経路や通り道に超音波駆除装置を設置しなければいけません。
ただ、アライグマの性質を理解されていない方にとって、侵入経路や通り道の把握は非常に困難です。
しかし、アライグマが家の中を移動している場合、何かしらの痕跡を残していることがよくあります。
ここからは、アライグマが好む場所や痕跡についてもお伝えします。
少しでも痕跡らしきものが発見できた方は、痕跡付近に超音波駆除装置の設置を検討してください。
痕跡は糞・足跡・食べかすで痕跡をたどれる
アライグマは足跡が残りやすい害獣であるため、屋外から屋内への侵入が頻繁に行われているときは、どこかに痕跡が残っているはずです。
画像出典:農林水産省|アライグマ
上記画像のような足跡が発見されたときは、足跡を追うことでおおよその侵入経路を発見できます。
ただ、アライグマは非常に学習能力の高い害獣であることから、複数箇所の侵入経路を把握して利用している可能性があります。
侵入経路の1箇所をカバーできたからといって、アライグマ駆除に成功するとは限りません。
油断せず、他の侵入経路の発見を目指しましょう。
また、足跡の他には糞や食べかすによってアライグマの通り道や住み処の発見が可能です。
画像出典:農林水産省|アライグマ
なお、アライグマの糞には感染症(アライグマ回虫の幼虫移行症)の原因となる菌が含まれている可能性があります。
万が一、アライグマ回虫の幼虫移行症に感染してしまうと、中枢神経障害や網膜炎の発症、海外では死亡例も報告されています。
絶対に素手では触れずにゴム手袋の使用を徹底し、不安が残るときはかならずプロへ相談してください。
▼アライグマによる感染症については、以下の記事で詳しく解説しています。
アライグマに超音波が効かないときは装置の欠陥の可能性もある
アライグマの侵入経路や通り道に超音波装置を設置しているにも関わらず、全く追い出せないこともあります。
一切アライグマが嫌がる素振りを見せない場合は装置自体の欠陥を疑ってください。
超音波は人間の耳で聞き取ることのできない音であるため、本当に超音波が発せられているのかどうかを把握することが難しいでしょう。
あくまでも超音波はアライグマ駆除方法のひとつとして考え、他の方法と並行して追い出しを狙っていくことをオススメします。
▼アライグマの追い出し方法については、以下の記事でも詳しく解説しています。
アライグマ被害が長引くならプロに相談したほうが良い
超音波駆除グッズの設置場所や欠陥を疑ってもなお、アライグマ被害が収まらないときは害獣駆除の専門家に駆除を依頼されたほうが良いです。
自力でできるだけ解決したい方も多いかとは思いますが、アライグマは床下や天井裏など暗い場所を好んで住み着くので対策がしにくいケースも少なくありません。
また、アライグマ被害は時間の経過とともにどんどん酷くなっていきます。
超音波での駆除に効果を見出だせない場合は、より効果的な対策を早めに行う必要があるでしょう。
アライグマは感染症や狂犬病など、最悪の場合には「死」に至らしめる菌を持っている害獣です。
さらには可愛らしい顔とは裏腹に非常に凶暴な害獣であるため、放置していれば人間やペットへ影響を与えかねません。
アライグマが身近にいるときは早め早めに対応しておかなければ、最悪の事態を招いてしまう結果になるので要注意です。
アライグマの駆除はハウスプロテクトにお任せください!
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自力の対策では難しいような細かい被害場所や侵入経路まで発見し、対応を行うことも得意です。
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まとめ
今回は、超音波駆除グッズがアライグマに効果が出ないときはどうすれば良いのかについてお伝えしました。
アライグマに対する超音波駆除は、本来は追い出しに一定の効果が見込めます。
しかし、効果がいまいち発揮されない場合は、設置場所のミスや駆除グッズの欠陥が疑われます。
あくまでも超音波による追い出しは、アライグマ対策のひとつです。
設置場所を変えたり駆除グッズを新調したりしてもなお効果が出ないときは、駆除をプロに依頼することも検討してください。