ハクビシンのもつ病原菌とは?感染症・健康リスクをプロが徹底解説

ハクビシンはジャコウネコ科の動物で、つぶらな瞳を持ち、可愛らしい見た目をしています。

そんなハクビシンですが、実は様々な病原菌を持っており、家に棲みつくととても厄介な動物です。

この記事では、どんな病気や健康被害のリスクがあるのかを解説していきます。

ハクビシンの特徴について

ハクビシンは、おでこから鼻筋にあたる部分にまっすぐ白い線があることから「白鼻芯(ハクビシン)」と呼ばれており、成獣の全長は約90cm~110cm、体重は約3kg~4kgです。

もともと山でしか見かけない動物でしたが、ハクビシンは雑食性のため近年はエサを求めて都心部などにも出没するようになり、ハクビシンによる住宅の被害や農作物の被害などが多数報告されています。夜間の騒音被害や糞尿による天井の腐食、断熱材が荒らされるなどの様々な被害がありますが、そのような物理的な被害だけではなく、感染症などのリスクがあり人間やペットの健康にも深刻な影響を与えるのです。

世界的に大流行した「SARS」とハクビシンの関係

「SARS」という新型コロナウイルスが原因で引き起こされる感染症が、2003年に中国の南部を中心に世界規模で集団感染が発生しました。その年の12月時点でSARS患者は8,069人、うち775人が重症化し死亡したと報告されています。

発生当時、中国・広東省の野生動物料理を提供しているレストランの従業員に感染者が多く居たため、ハクビシンを含む野生動物を調査したところ、ハクビシンの持つコロナウイルスの型がSARSの型と似ていたため、ハクビシンが発生源だと考えられていたのです。しかし、その後の研究によって遺伝子の型が違っていたことが分かり、発生源がハクビシンでは無かったことが解明されています。

結果としてハクビシンはSARSの発生源ではありませんでしたが、ハクビシンは様々な病原菌を保菌しているため注意が必要です。

ハクビシンもかかる病気「疥癬(かいせん)症」について

ハクビシンが棲みつくことで、人体やペットの健康にも悪影響を及ぼす可能性のある「疥癬症」という病気があります。疥癬症は、ハクビシンが保菌している病原菌ではなく、皮膚病の病原菌を持つヒゼンダニ科のダニがハクビシンの毛に付着して運ばれてくることで、人間やペットに寄生し引き起こされる病気です。

また、ダニを運んでくるハクビシン自体にも甚大な影響を及ぼします。ヒゼンダニ科のダニに寄生されると、毛が抜け落ち、皮膚は固くしわしわになり、一見ハクビシンだと分からないほど見た目を変えてしまうのです。このようなダニに人間が寄生されると体中に耐えられないほどのかゆみを伴う上、人間だけでなく大切なペットにもダニが寄生し被害を受けることがあります。

疥癬症には「通常疥癬」「角化型疥癬」の二種類の病型があり、ヒゼンダニの数やその感染力によって分類されます。

通常疥癬

顔・頭を除く全身に赤いぶつぶつが出来て、非常に強いかゆみを伴う症状がある状態のことを「通常疥癬」といいます。人の肌同士が長時間触れることで感染しますが、ヒゼンダニの数が数十匹以下のため感染力は弱く、少し触れる程度であれば感染することはほとんどありません。ただし、感染者の使用した寝具や衣類などを交換せずに他の人が使用することで感染する場合があります。

角化型疥癬

全身に垢が増え、角質が増殖した状態のことを「角化型疥癬」といい、かゆみには個人差があります。寄生しているヒゼンダニの数は100万匹~200万匹のため感染力は非常に強く、人の肌同士の短時間での接触や、衣類・寝具などを介した接触などでも感染するのです。

感染者から剥がれ落ちた垢にもダニが複数潜んでいるため、そこからさらに他者へ移り感染します。

潜伏期間について

通常疥癬に感染した場合の潜伏期間は約1~2カ月ですが、角化型疥癬に感染した場合には、感染力が非常に強いため通常疥癬よりも早く4~5日ほどで症状が出始めます。

SFTSウイルス(重症熱性血小板減少症候群)

ハクビシンにはマダニが寄生することがあり、ハクビシンから人間に移って寄生されることによって「SFTS(重症熱性血小板減少症候群)」という病気に感染する恐れがあります。感染後は6日から2週間程度の潜伏期間があり、発症すると発熱・筋肉痛・咳・下痢・おう吐などの症状が見られます。

SFTSの致死率は約10%~30%で、感染すると重症化する可能性があり、血液中の血小板の減少により出血が止まらず、最悪の場合死に至ります。現在は有効な治療法が確立されていない為、注意が必要です。

ハクビシンの糞尿による健康被害について

ハクビシンが家に棲みつくと糞尿がどんどん溜まり、悪臭の被害はもちろんのこと、ハクビシンの特徴には決まった場所に何度も排泄をするという習性があり、排泄場所が屋根裏であった場合は天井が腐敗し崩落するおそれがあります。このような糞尿による被害は多数報告されていますが、物理的な被害のみではありません。

糞尿には様々な菌が含まれており、感染症などを引き起こして人間の健康面にも甚大な被害をもたらすのです。

糞尿による健康被害の種類

感染症の種類には、トキソプラズマ・サルモネラ症・レプトスピラ症・E型肝炎などがあります。これらの病気は感染しても比較的自覚症状がないことが多いですが、発症すると命にかかわるほどとても危険な病気です。

また、梅雨の時期に糞尿をされると雑菌が繁殖し、ダニやノミが発生して室内などに広がります。ダニの死骸やフンによるアレルギー性の喘息を引き起こす可能性があることや、皮膚に付着するとアトピー性皮膚炎になる恐れもあるため、糞尿を発見したら早急に処理をしましょう。

家族やペットの健康を守るため早めの対策を

ハクビシンとの直接的、または間接的な接触は、上記のような様々な病気のリスクがあるため、早めの対処が必要です。しかし、ハクビシンの駆除に関しては鳥獣保護法により家庭内での捕獲および殺処分は禁止されています。そのため自分ですぐにできる対策として、役所への届け出が不要なハクビシンの追い出しや、家屋への侵入を防ぐ工夫をしましょう。

ハクビシンの対策には以下の方法があります。

ハクビシンの追い出しには、ハクビシンが苦手なにおいや超音波で追い出す方法があります。嫌いなにおいを置く方法では、天敵のにおいやトウガラシを含むカプサイシンの入った忌避剤を置くことが効果的です。また、超音波装置を置く方法も効果的で、ソーラー型やUSB充電型の装置などがあります。
家屋の基礎の通風孔や換気扇など、ハクビシンの侵入経路が比較的小さい場合は、簡易的な道具で侵入経路を塞ぐ方法があります。侵入経路を防ぐ際はパンチングメタルという金属製の板がおすすめです。ハクビシンは力が強いため、金網の強度が弱いとすぐに壊されてしまいます。強力なネジやビスでしっかり止めましょう。

自分で対策をしても、侵入経路を全て把握して塞ぐ事は一般の人では困難であり、一時的に追い出してもすぐにハクビシンが戻ってくる可能性があります。ハクビシンによる健康リスクから家族やペットを守るためには、プロの業者に任せる事が最適です。

ハウスプロテクトでは、プロによるハクビシンの徹底的な駆除はもちろん、駆除後の殺菌・消毒や清掃、再発防止までの全てをお任せいただけます。

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