ハクビシンの餌は何?被害を防ぐための方法をプロが解説!

「ハクビシンの餌はどういうものなんだろう?」とお調べではないでしょうか。

ハクビシンはいろいろなものを食べるので、餌についての知識がなければ知らないうちに呼び寄せてしまっているかもしれません。

被害を抑えるには、餌となるものを見せないことが重要です。

そこで今回は、ハクビシンの餌が何かや、被害対策について解説します。

ハクビシン対策を上手く行って、被害に悩まされることをなくしましょう。

ハクビシンの餌はどういうもの?

ハクビシンの餌はどういうもの?

ハクビシンの餌には、さまざまなものが挙げられます。

なぜなら、ハクビシンは雑食だからです。

野生のハクビシンの場合は、普段暮らしている山林にある食べ物を中心にいろいろなものを食べています。

たとえば、以下のようなものが代表的なハクビシンの餌です。

  • 木の実
  • ブドウ
  • さくらんぼ
  • みかん
  • いちご
  • とうもろこし
  • スイカ
  • さつまいも
  • ネズミ
  • カエル

何でも食べますが、糖度の高い果物は特に好んで食べるとされています。

人里に降りてきたハクビシンの餌は?

一方で、人里に降りてきたハクビシンの餌としては、農作物や果実が中心です。

農作物だけではなく、生ごみを荒らして食べることもあります

農作物のなかでは、やはり好物の果物が狙われやすいです。

フルーツ農家は、ハクビシンの被害に悩まされていることが少なくありません。

また、雑食なので魚を食べることもあり、水槽や池で飼育していた魚が食べられることもあります

人里に降りてきたハクビシンは、餌の取りやすさを覚えてしまうと人間と身近な場所に住み着くことが多いです。

ハクビシンの被害対策は餌を見せないことが重要

ハクビシンの被害対策は餌を見せないことが重要

「ハクビシンがなんでも餌にしてしまって、いろいろな被害が出ている」というケースは珍しくありません。

ハクビシンの被害対策に有効なのは、餌を見せないことです。

農作物を育てている場合は収穫したら、畑に作物を残しておかないようにしましょう。

そして生ごみを捨てるときはフタ付きのゴミ箱にして、外に長時間放置しないようにするのもポイントです。

ジュースの缶やペットボトルもしっかり洗ってから捨てるようにしてください。

一度ハクビシンに狙われると、繰り返し餌を取りにやってくるようになってしまいます。

「もう餌はない」と知らせるために、生ごみを放置せず、食べ残しは外から見えないように捨てるなど普段から工夫しましょう。

農作物を餌にされてしまうときには?

ハクビシンによる農作物の被害が落ち着かないときは、電気柵の設置も検討してみましょう。

農作物にネットを被せる人もいますが、ネットだけでの対策では不十分だとされています。

なぜなら、ハクビシンは9cmほどの隙間があると通り抜けてしまう上に、ネットをかじって破ってしまうこともあるからです。

そこで、電気柵とネットを組み合わせることをオススメします。

電気柵を高さ5cm、15cm、25cmと3段に分けて畑の周りに設置することで、侵入予防の効果が感じられるでしょう。

また、電気柵の下をくぐられないように、ネットを張ってみてください。

餌を隠す以外のハクビシン対策

餌を隠す以外のハクビシン対策

餌となるものを隠す以外にも、ハクビシン対策はいろいろあります

今回は代表的な以下の4つの対策について見ていきましょう。

  1. 忌避剤を使って寄り付きにくくする
  2. 家の周辺の見通しを良くする
  3. ねぐらをなくす
  4. 侵入経路を塞ぐ

ハクビシンの被害にお困りなら、できるものだけでもぜひ試してみてください

それぞれについて、順番に解説していきます。

忌避剤を使って寄り付きにくくする

1つ目のハクビシン対策は、忌避剤を使って寄り付きにくくすることです。

忌避剤とはハクビシンが嫌がる成分によって、その場に寄り付きにくくするもの。

たとえばハクビシンはニンニクや石油のニオイが苦手なので、そういったニオイを含む忌避剤を使用すれば近寄ってこなくなります。

忌避剤だけでの対策は完璧ではありませんが、畑や家に居座るハクビシンを追い出すのには有効です。

他の方法と併せて行うことである程度の効果が感じられるでしょう。

家の周辺の見通しを良くする

2つ目のハクビシン対策は、家の周辺の見通しを良くすることです。

ハクビシンは臆病なので、木や草で身を隠すことを好みます。

一方で、身を隠せる場所がないところにはあまり近寄ってきません。

また、木登りが得意なので、木に登って高いところから家の中や庭に侵入することもあります。

被害を減らしたいときは、木や草を刈ることでハクビシンの居心地が悪い環境にしてみましょう

ねぐらをなくす

3つ目のハクビシン対策は、ねぐらをなくすことです。

ハクビシンが餌を取る場所の周辺に、ねぐらがあるケースは珍しくありません。

ねぐらを片付けることによって、ハクビシンが定着する確率を下げることができるでしょう。

ただし、ねぐらになっていた場所を掃除するときは細菌やウイルスに注意しながら行わなければなりません

ハクビシンは野生で暮らしているので、病原菌を保有しているリスクがゼロとは言い切れないのです。

参考:
動物由来感染症 – 厚生労働省

手袋やマスクを着用した上で、除菌剤も活用してください。

掃除機を使うと病原菌が部屋中に広がる場合があるので、ホウキやチリトリを使うことをオススメします。

侵入経路を塞ぐ

4つ目のハクビシン対策は、侵入経路を塞ぐことです。

ハクビシンが畑や家に入ってくる入り口を塞いでおかなければ、結局また入り込まれてしまいます。

たとえば、以下のような場所がハクビシンの代表的な家の中への侵入口です。

  • 壁の穴
  • 屋根の穴や隙間
  • 床下の隙間

被害が起きている場所にどのように入り込まれているのかを考えながら、侵入経路を塞いでください

以上、餌を隠す以外のハクビシン対策をご紹介させていただきました。

ハクビシンを見つけたときにどうすれば良いのかについて、詳しくは以下の記事で解説しているので参考にしてください。

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ご自身でもできるいろいろな対策をご紹介させていただきましたが、完璧な駆除は専門家でなければ難しいです。

ハクビシンの侵入経路は多岐にわたります。

一箇所塞いでも、別のところから侵入されていたちごっこになるケースは珍しくありません。

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ハクビシンの被害は放置しておくとどんどん深刻になるので、早めの相談が安心です。

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まとめ

ハクビシンはいろいろなものを食べる雑食な動物です。

餌についての知識がなければ知らないうちに呼び寄せてしまっているかもしれません。

そこで今回は、ハクビシンの餌が何かや、被害対策について解説しました。

ハクビシン対策に餌となるものを隠すのは有効なので、ぜひ実践してください。

もしも既に被害が出ているようでしたら、早めにプロに相談することをオススメします。

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