「換気口って、ネズミの侵入経路になるの？」そんな疑問をお持ちの方へ！
結論からお伝えしますと、ネズミは、換気口から簡単に侵入してきます。
なぜなら、ネズミはわずか1cm〜2.5cm程度の小さな隙間さえあれば、家の中に侵入できるほど体が柔らかいからです。
本記事では、ネズミに侵入されやすい換気口の特徴から換気口の塞ぎ方、換気口を塞ぐ前後でやっておくべきことなどについて解説します。
換気口をはじめ、家にネズミが出ないようにしたい方はぜひご確認ください。
ネズミは換気口から侵入しやすい
ネズミが家の侵入口に使う場所は幅広いですが、そのなかでも換気口は、頻繁に使われる侵入経路の一つです。
なぜなら、ネズミの体は驚くほど柔らかく、わずか1cm〜2.5cm程度の小さな隙間でも、簡単に家の中に入り込めるからです。
本来、家中の湿気を外に逃がす役割を持つ換気口ですが、構造上どうしても外部と繋がる隙間ができてしまいがちです。
ネズミは、これらの「隙間」を入り口にして家に侵入してきます。
換気口は床下や天井、壁など様々な場所にありますが、特に以下のような状態だと、ネズミが入ってきやすくなります。
- 雨風のせいでカバーが取れている
- 経年劣化で格子が壊れている
- 壁との間に隙間ができている
- 換気扇フィルターのズレや汚れで閉じきらない
もし、換気口の周辺でネズミの痕跡である「ラットサイン」を見つけたら、そこが侵入口である可能性は非常に高いです。
| ラットサイン一例 | 詳細 |
| 黒光りする汚れ | 換気口のフチやその周辺の壁に、ネズミが体をこすりつけてできた黒っぽい汚れがある |
| 小さな足跡やフン | 換気口の近くに、泥やホコリのついた小さな足跡や、黒くて細長いフンが落ちている |
これらは、ネズミが日常的にその場所を通っているサインとなります。
「どこからネズミが侵入してきているのか分からない」といった方は、被害が拡大する前に専門業者に相談することも検討してみてください。
ラットラインについて詳しく知りたい方は、以下の記事からご確認ください。
換気口以外にネズミが侵入する場所
換気口以外にも、さまざまな場所がネズミの侵入経路となります。
代表的な侵入経路は、以下の通りです。
- 瓦や屋根の隙間
- 軒下の隙間
- 戸袋の隙間
- 壁の穴
- 建物と基礎部分の隙間
基礎部分とは、地面と建物を繋ぐ場所のことを指します。
これらの場所をご自身で確認しようとしても、高所であったり、構造が複雑だったりするため、侵入経路を正確に特定するのは非常に難しいです。
「本当にここが侵入口？」と確信が持てないまま対策をしても、効果が出ないばかりか、ネズミの警戒心を高めてしまいかねません。
もし「換気口以外にも侵入経路があるかもしれない」「自分で見つけるのは難しそう…」と感じたら、無理せずネズミ駆除の専門業者に相談しましょう。
専門業者は、ネズミの生態や建築構造に関する豊富な知識と経験を持っています。
「どこに相談すれば良いかわからない…」という場合は、複数の業者から見積もりを取ってみるのも一つの方法です。
こちらの記事では、おすすめのネズミ駆除業者を3社に厳選し、紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
ネズミの侵入経路について詳しく知りたい方は、以下の記事よりご確認ください。
ネズミ対策！換気口の塞ぎ方
換気口ネズミの侵入経路になっている場合は、侵入されないように塞ぎましょう。
今回は換気口を塞ぐために、下記2つの代表的な方法についてご説明させていただきます。
- パンチングメタルや金網で塞ぐ
- アルミテープで塞ぐ
これらの方法で換気口を塞ぐ場合、正しい知識がなければ難しいですが、ぜひ試してみてください。
それぞれの方法について、順番に詳しく見ていきましょう。
パンチングメタルや金網で塞ぐ
1つ目にご紹介させていただくのが、パンチングメタルや金網で塞ぐ方法です。
パンチングメタルというのは、ステンレスや鉄の金属板に穴あけ加工がされているもの。
通気機能をなくすことなく、ネズミの侵入を防ぐことが可能です。
必要なサイズに切って使える柔らかいタイプのものもあり、ネズミ対策ではよく使われています。
パンチングメタルや金網はインターネットやホームセンターで売られているので、気になる方は試してみてください。
アルミテープで塞ぐ
2つ目にご紹介させていただくのが、アルミテープで塞ぐ方法です。
通気口の周辺の隙間を塞ぐためには、アルミテープもよく使われています。
防水性や耐熱性に優れているものもあり、さまざまな場所の通気口に活用可能です。
パンチングメタルや金網でメインの部分には対策をして、周りの隙間はアルミテープで塞ぐというやり方もよくあります。
以上のような方法で換気口を塞ぐことが多いですが、完全に空気が通らないようにすると住宅の劣化につながりやすいので注意しましょう。
また、「早速、換気口を塞いでみよう」とお考えの方もいらっしゃると思いますが、その前にネズミを追い出すことが重要となります。
以下で詳しくお伝えしてまいります。
注意！換気口を塞ぐ前に追い出すのが良い
換気口を塞ぐ前に、家の中にいるネズミを追い出しましょう。
なぜなら、家の中にネズミがいる状態で換気口を塞いでしまうと、ネズミがスムーズに出ていけないからです。
侵入経路を塞いでからでも毒エサや粘着シートなどの方法で駆除できますが、死骸の処理が必要となります。
先に追い出してから換気口を塞ぐことによって、ネズミに触れる必要がありません。
そんな追い出す際によく使われるのが、以下のようなネズミが苦手としているニオイです。
- ハーブ
- アロマ
- わさび
換気口と逆の位置でこれらのニオイを放つことによって、ネズミが換気口から逃げていきます。
ネズミをニオイによって追い出す方法については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
ネズミを追い出したら巣を片付けよう
ネズミを追い出し、換気口の対策を行った後は、巣を片付けましょう。
巣を片付けるべき理由は下記のとおりです。
- ネズミの繁殖を抑制できる
- 衛生的な被害の防止
野生で生きているネズミは、さまざまな病原菌を保有しているリスクがあるので、しっかりと掃除や消毒をしなければなりません。
具体的には、食中毒の原因になるサルモネラ菌や、肺炎や呼吸困難を引き起こすハンタウイルスなどをネズミは運んできます。
参考：
動物由来感染症 – 厚生労働省
「東京都ねずみ防除指針」被害の実態（平成17年2月発行）- 東京都福祉保健局
そのため、最初に巣を取り除いてから、糞尿を掃除してください。
ネズミの巣の清掃時の注意点
ネズミの巣は不衛生な場所となっている可能性が高いので、下記を必ず着用したうえで掃除するようにしましょう。
- ゴム手袋
- マスク
- 帽子
巣を撤去できたら、次亜塩素酸ナトリウム系のスプレーでしっかり殺菌、消毒しましょう。
なぜなら、ネズミのいた場所はダニや病原菌がいる可能性が非常に高いからです。
無事、清掃できましたら、掃除の時に乾燥したフンなどが飛散し、洋服などに付着してしまっている可能性があるため、早めに着替えて洗濯しましょう。
以上、清掃時の注意点となります。
「自力でできそうにない…」「本当に駆除しきれたか不安」といった方は、ネズミの被害が拡大・再発する前に専門業者に相談してみてください。
そもそもネズミの巣はどこ？
ネズミの巣は、家のいろいろな場所に作られます。
具体的には、以下のような場所にネズミは巣を作る傾向があります。
- 屋根裏
- 床下
- 家具や家電の裏側
- 家具や家電の隙間
- 物置の奥
このように日常生活では、なかなか掃除することのない場所に、巣は作られやすいです。
そのため、ご自身で巣の場所が特定できそうにない場合は、ネズミの被害が拡大する前に早めに専門家へ相談してみてください。
「ハウスプロテクト」では、通話料をはじめ、害獣調査や見積もりも無料で行っていますのでぜひお気軽にお問い合わせください。
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まずは被害状況をお聞かせください。
ネズミの巣が特定できた方は、以下の記事にて対処法を詳しく解説しているので参考にしてみてください。
ネズミ被害が大きくなる前に業者に依頼するのが確実！
ここまで換気口からネズミが入ってきている場合の対策をご紹介してきました。
しかし、ネズミ被害を根本から解決し、安心できる生活を一日も早く取り戻すためには、被害が深刻化する前にプロの駆除業者へ依頼することが最も確実な方法といえます。
なぜなら、ネズミ駆除は想像以上に専門的な知識と技術が求められるからです。
特に素人判断では、ネズミの侵入経路や巣の場所を全て特定し、完全に封鎖することが極めて難しいです。
換気口が怪しいと思っても、実は壁の中のわずかな隙間や屋根裏の思いがけない場所など、複数の侵入経路や潜伏場所があるパターンがほとんど…。
一つでも見逃せば、ネズミはすぐに再侵入し、被害が繰り返されてしまいます。
そのため、ネズミ被害に悩まされたくない場合は、専門業者に依頼し、確実に駆除してもらうことをおすすめします。
ちなみに専門業者に依頼すると、以下のようなメリットがあります。
- 侵入口が特定できる
- ネズミを追い出せる
- 被害の再発を防止できる
- 巣を清掃してくれる
- 再発保証やアフターフォローが充実している
- 家族やペットの安全を配慮してくれる
- 衛生的な環境を取り戻せる
- 被害が拡大しない
- 時間や労力を節約できる
このように専門業者への依頼は、一見、費用がかかるように思えても、結果的には時間と労力が節約でき「ネズミのいない安心できる暮らし」を取り戻すことができます。
ネズミは放置すればするほど繁殖し、被害は家屋だけでなく健康面にも及びます。
「まだ大丈夫だろう」「もう少し自分で頑張ってみよう」と考えているうちに、事態が悪化してしまうケースは少なくありません。
そのため、ネズミの気配を感じたら、被害が小さいうちに専門業者へ相談し、プロの視点からアドバイスしてもらいましょう。
ネズミ駆除業者をお探しでしたら私たちにご相談ください！
ネズミ駆除業者をお探しでしたら、当社「ハウスプロテクト」へご相談ください。
どこからネズミが入ってきているのか自力で判断するのは難しく、適切に侵入口を塞げず、追い出しても被害が何度も再発してしまうケースも珍しくありません。
当社にご依頼いただければ、プロ目線で侵入口を見極め、正しく対応させていただきます。
そんなハウスプロテクトに依頼するメリットは下記のとおりです。
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お見積りの際には、お客様の状況やご希望をヒアリングしながら、ご予算に応じた最適な計画をご提案させていただきます。
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まずは被害状況をお聞かせください。
まとめ
ネズミの侵入経路は様々ありますが、換気口を入り口にして家の中に侵入してくるネズミは非常に多いです。
今回はネズミが侵入口にしやすい場所や、換気口を塞ぐ方法、換気口を塞ぐ前後でやっておくべきことなどを解説してまいりました。
ですが、正直のところ、ネズミ駆除は専門的な知識がなければ、完璧に行うのは難しいといえます。
きちんと侵入口を塞げず、追い出しても被害が何度も再発してしまうケースも少なくありません。
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