「えっ、これって何の穴?」
庭や畑などの地面に見慣れない穴を見つけると、「何の動物が掘った穴だろう?」と疑問に思いますよね。
一般的にはモグラの穴と考えがちですが、実はネズミが土の中に巣を作っている可能性があります。
ネズミが土の中に巣を作っていた場合、そこを拠点に家屋へ侵入し、以下のような深刻な被害を引き起こす恐れがあります。
- 建材や電気コードの損傷
- 糞尿による悪臭と衛生環境の悪化
- 病原菌による感染症のリスク
また、穴の原因はネズミ以外にも、モグラやイタチなどの可能性があるため正確な判断が必要です。
本記事では、動物ごとの穴の特徴と見分け方、ネズミの可能性が高い場合の具体的な対処法についてプロの目線で詳しく解説します。
庭や畑などに掘られた穴を放置して被害が拡大しないように適切な対策を講じましょう。
「穴の正体がわからない」「原因が特定できても、自分で駆除できるか不安…」そんな場合は、プロの害獣駆除業者へ相談することも検討してみてください。
庭や畑に穴を掘る動物の種類
庭や畑の地面に穴を発見した際、多くの方が最初に思い浮かべるのはモグラでしょう。
しかし、穴を掘る動物はモグラだけではありません。
実際には、以下のような動物が地面に穴を掘ることがあります。
- ネズミ
- モグラ
- イタチ
- ヘビ
これらの動物が掘る穴の特徴には違いがあるため、正確に判断し対処することが重要です。
以下で動物ごとの穴の特徴を詳しく解説します。
ネズミの穴の特徴
ネズミが掘る穴は、直径5〜10cm程度で、地面から浅く掘られている特徴があります。
穴の周辺には掘り出された土が散らばっており、土が盛り上がっている場合は、穴の中で巣を作っている可能性が高いです。
またネズミは紙類や布類、枯れ葉などを穴の中に持ち込んで巣を形成します。
このような巣穴を放置すると、ネズミがそこを拠点として家屋に侵入し、以下のような被害を引き起こす恐れがあります。
- 電気ケーブルの損傷
- 食品の汚染
- 衛生環境の悪化
これらの二次被害を防ぐためにも、穴を発見した際はネズミによるものかどうかを正確に判断することが重要です。
「2章」では、穴を掘った動物がネズミかどうか確かめる方法を詳しく解説しています。
モグラの穴の特徴
モグラの穴の特徴は以下の2点です。
・穴の周辺の土に凹凸がある
モグラは穴を掘る際、発達した前足を使って土を掘り進みます。
掘り進む中で出てくる不要になった土は、その前足で体の後ろ、あるいは脇へと押しやられ、モグラが掘り進んだトンネルの途中には、地上へと通じる垂直な穴がいくつか存在します。
これらは、「モグラ塚」と呼ばれ、盛り上がった土の山を作るための通路になっています。
また芝生にモグラがいる場合は、穴の周辺の土に凹凸があります。
これらもモグラが地下を掘り進む際に、不要な土を地上に押し出すためにできた「モグラ塚」と呼ばれます。
芝生の下にトンネルがある場合、その上を歩くと、次のような特徴があります。
- ふわふわとした感触がある
- 足が沈み込むような感覚がある
もし、ご自宅の芝生にこのような不自然な盛り上がりやへこみ、あるいは土の山が見られたら、それはモグラの活動の痕跡である可能性が高いです。
モグラの活動は芝生の根を傷つけたり、庭の美観を損ねます。
しかし、自力でモグラを駆除するのは難しいため、まずはプロの害獣駆除業者へ相談してみることをおすすめします。
イタチの穴の特徴
イタチもモグラ同様に複数の穴をあちこちに掘ります。
もし、皆さんの庭に穴がいくつも空いていたら、イタチの仕業である可能性が高いです。
こちらの記事では、イタチが掘る穴の特徴と家に侵入した場合の被害や対策を解説していますので参考にしてみてください。
ヘビの穴の特徴
ヘビは、冬眠をするために穴を掘り、春になると穴から出て生活し始めます。
ちなみにヘビが、穴で生活するのは冬に限ります。
したがって、冬に穴が掘られた場合、ヘビの可能性を疑った方がいいかもしれません。
以上のように、さまざまな動物が庭や畑の地面に穴を掘るため、どの動物が穴を掘ったのかわからない方も多いでしょう。
実際、専門知識なしに動物を特定するのは困難です。また間違った対処法を続けても効果が得られず、被害が拡大する危険性があります。
そのため、庭や畑で原因不明の穴を発見した際は、まずは一度、プロの害獣駆除業者へ相談することをおすすめします。
「ハウスプロテクト」では、専門スタッフが庭や畑に穴を掘った動物の特定を無料でサポートいたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
穴を掘った動物がネズミかどうか確かめたい場合
「庭の穴、もしかしてネズミ…?」そう感じたら、次の3つのサインを確認しましょう。
- ラットサイン(ネズミの通り道の痕跡)を確認する
- ネズミの糞が落ちている
- 悪臭がする
これらのサインにあてはまった場合、ネズミが穴の中で巣を作っている可能性があります。
これらの被害に遭わないためにも、ネズミの穴かどうか確認しましょう。以下でそれぞれ解説します。
ラットサイン(ネズミの通り道の痕跡)を確認する
ネズミは体が汚れやすく、移動する際に壁や床に黒い汚れを付着させます。
この汚れた痕跡は「ラットサイン」と呼ばれ、ネズミの存在を確認する最も確実な手がかりとなります。
ラットサインは以下のような場所で発見されることが多いです。
- 壁の隅や角
- 家具の裏側
- 配管やパイプの周辺
- 床と壁の境目
これらの場所で黒い擦れたような跡を発見した場合、ネズミの通り道になっている可能性が非常に高いといえるでしょう。
特に穴の周辺でラットサインが確認できれば、ネズミが掘った穴である確率は格段に上がります。
もし、穴の周辺で黒い擦れたような跡を見つけたら、それはネズミの通り道かもしれません。
ネズミの糞が落ちている
ネズミの巣穴やその周辺には、黒い糞や尿の跡が残ります。
また巣穴の周辺に、4ミリから20ミリ程度のポロポロした小さい糞が落ちている場合、ネズミが穴を掘った可能性が高いです。
なぜなら、ネズミの排泄物には、多くの病原菌やウイルスが含まれているため、感染するリスクがあります。
ネズミのフンから感染する可能性がある病気としては、以下のものが挙げられます。
病気 | 症状 |
サルモネラ症 | 腹痛、下痢、嘔吐などの症状が出ます |
レプトスピラ症 (ワイル病) | 発熱、頭痛、黄疸などの症状が出ます。重症化すると腎不全や死亡に至ることもあります |
ハンタウイルス肺症候群 | 発熱、筋肉痛、咳などの症状が出ます。重症化すると呼吸不全や死亡に至ることもあります |
E型肝炎 | 肝機能障害や肝炎を引き起こす |
腎症候性出血熱 | 発熱、出血、腎障害を引き起こす |
参考:
ねずみが与える被害
このようなリスクがあるため、庭や地面に穴付近に糞らしきものがあっても、直接触らないようにしましょう。
以下の記事では、ネズミの糞の特徴や処理方法、危険性など詳しく解説していますので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。
悪臭がする
庭や畑などの穴から悪臭が発生している場合、ネズミが巣を作っている可能性が高いといえます。
ネズミは巣穴やその周辺に糞尿を排泄するため、アンモニア臭のような刺激的な臭いが発生します。
ネズミの糞尿による悪臭は非常に強烈で、以下のような被害をもたらします。
- 睡眠障害や不眠症
- 精神的ストレス・イライラ
- ダニ・ノミ・ハエなどの害虫発生
- アレルギーや皮膚炎の誘発
また悪臭が原因で近隣住民とのトラブルに発展し、損害賠償を求められるケースもあるほどです。
ネズミは繁殖力が非常に強く、短期間でも個体数が急激に増加します。また放置すると被害範囲が拡大し、建物がかじられ高額な修繕費も発生しかねません。
これらのサインにあてはまる方はもちろん、ネズミかどうか確信がもてない方も、まずはプロの害獣駆除業者に相談しアドバイスを受けることをおすすめします。
「ハウスプロテクト」では、通話料をはじめ、現地調査も見積もりを無料で承っておりますのでぜひお気軽にお問い合わせください。
穴を掘ったネズミの種類を確認する方法
庭や畑などに穴を掘った動物がネズミだった場合、主に次の2種類が挙げられます。
- ドブネズミ
- ハツカネズミ
そんな「ドブネズミ」と「ハツカネズミ」のフンを見分ける方法は以下のとおりです。
ネズミの種類 | フンの特徴 |
ドブネズミ | 10mm〜20mm程度で、太い形が特徴的 |
ハツカネズミ | 4mm〜7mmと米粒のような形が特徴的 |
ネズミの巣や穴を放置した場合の被害について
「地面の穴を放置しただけなのに、家の中まで…?」と思われるかもしれませんが、ネズミは巧妙に家屋へと侵入してきます。その手口と被害の大きさを理解することが、早期対策の第一歩です。
庭や畑などにあるネズミの巣や穴を放置した場合、以下のような被害が発生しかねません。
物がかじられる
庭や地面にあるネズミの巣や穴をそのまま放置した場合、そこを拠点にし家の中に侵入してくる可能性が高くなります。
なぜなら、ネズミは1センチの隙間があれば、通り抜けることができるからです。
屋根裏や壁の中に侵入したネズミは、食料や家具、家の柱、電気コードなど、ありとあらゆるものをかじります。
ネズミがかじるもの | 対象物 |
食べ物類 | パン、お米、穀物類、果物、野菜、お菓子、調味料、ペットフード |
建材・建物関連 | 木材(柱、梁、床板)、断熱材(グラスウール、発泡スチロール系)、壁材(石膏ボード、コンクリート)、屋根材、配管(ビニール管、ゴム管) |
電気設備 | 電線・ケーブル(電気配線、LANケーブル、電話線)、電気機器のコード(家電製品の電源コード)、制御盤内の配線 |
家具・日用品 | 木製家具(タンス、テーブル、椅子)、ソファ(クッション材・布地)、布団・寝具(マットレス、枕、毛布)、カーテン、衣類(天然繊維)、紙類(新聞紙、雑誌、段ボール、ティッシュペーパー) |
その他の材料 | 金属(アルミニウム、薄い鉄板)、プラスチック製品、ゴム製品、接着剤や塗料 |
配電盤やケーブルをかじり、漏電やショートを起こし、ホコリやゴミに引火して火災に至るケースも多くあるので決して放置してはいけません。
参考:
ネズミが配線をかじって漏電し火事に ネズミ被害の対策を聞く
また家具や家の柱などをネズミにかじられた場合は、高額な修繕費もかかってしまいます。
健康被害が生じる
野生のネズミは、サルモネラ菌やレプトスピラ菌、ハンタウイルスなど危険など病原菌を保有するおそれがあるので、かじられた食料は絶対に捨てなければいけません。
その他、野生のネズミはノミやダニなども保有しているおそれがあります。
参考:
「東京都ねずみ防除指針」被害の実態(平成17年2月発行)- 東京都福祉保健局
またネズミは、どこにでも糞尿をするので、どんなに家を掃除していてもネズミがいるだけで不衛生な空間になってしまいます。
さらに、ネズミは夜行性なので、夜な夜な走り回ります。
寝床についたのに、走り回られるとうるさくてイライラしてしまいますね…。
実際、「ネズミの立てる足音が気になって眠れない!」という声もよく聞きます。
慢性的な睡眠不足は、さまざまな健康被害の原因になりますので極力避けたいところです。
ネズミから感染する病気について詳しく知りたい方は、以下の記事よりご確認ください。
ネズミ駆除はなぜ難しい?プロの業者をおすすめする理由
自力でネズミを駆除する場合、ネズミを追い出したあとに、侵入経路を特定し、塞ぐ必要があります。
しかし、ネズミの侵入口は、以下のように多岐にわたるため、専門業者でないと特定できないことがほとんどです。
- 家の隙間や穴
- 床下の通気口
- 配管周り
- 屋根や壁の隙間
- 雨戸の戸袋
- エアコン導入部
- 換気扇
- 玄関のわずかな隙間
またネズミは、わずか1センチほどの隙間があれば、難なく通り抜けてしまうため、うまく塞ぐことができないと被害の再発に悩まされ続けてしまいます。
特に雨戸の戸袋や配管周りが侵入経路だった場合、専門的な知識や技術が必要になるため、より一層、対策するのが難しくなります。
以上のように、ネズミ駆除はご自宅の構造を加味したうえで、対策しないと被害が再発し続けるため、まずはプロの害獣駆除業者に相談することをおすすめします。
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