「自宅の庭や近所の地面に、不審な穴があって気になっている」という方はいらっしゃいますか?
庭に穴があるとモグラを連想しますが、もしかするとモグラの仕業ではなく、その穴の中でネズミが巣を作っているかもしれません。
穴を掘ったのがモグラでもネズミでも、どちらにせよ困ることには変わりないですが、穴ができた原因によって対処法が違います。
この記事では、どんな動物が地面に穴を掘るのか、穴を掘っているのがネズミだった場合の対処方法などを解説しています。
地面に穴を掘る動物の種類
「庭の地面に穴を掘る動物」と聞いて、一番に思い浮かべる動物はどのような動物ですか?
大抵の方は「モグラ」であると答えるかと思います。
モグラの穴の特徴は以下の2点です。
・穴の周辺の土に凹凸がある
穴の横の土が盛り上がっている
穴の横の土が盛り上がっていたら、ネズミの巣かもしれません。
モグラは穴を掘る際に、不要になった土を前足で押しながら地中を進み、所々にある垂直に上に向かっている穴から地表へ押し出します。
一方でネズミは穴の横に土を積むことが多いです。
穴の周辺の土に凹凸がある
芝生に見られるモグラがいるときの特徴として、土の盛り上がりやへこみがあります。
モグラは基本的に地中を移動するため、その部分の芝生が盛り上がったり、へこんだりするためです。
もし、芝生にこのような形跡が見られたら、モグラの仕業を疑ったほうがよいかもしれません。
その他に穴を掘る動物は、ネズミやヘビ、イタチ、カワセミなどです。
ネズミが掘る穴は浅めで、サイズ感はネズミサイズなことが多いです。
穴の中に巣の材料となるもの(紙類や布類、枯れ葉など)を持ち込み、巣穴を形成していきます。詳しくは次の項で説明します。
イタチは、穴を複数掘ります。もし、皆さんの庭に穴がいくつも空いていたら、イタチの仕業である可能性が高いです。
ヘビは、冬眠をするために穴を掘ります。
したがって、ヘビが穴で生活するのは冬限定のことで、春になれば穴を出て生活し始めます。
冬に穴が掘ってあれば、ヘビによる可能性を疑ってみた方がいいかもしれません。
以上、さまざまな候補がいるので、ご自身で判断することに難しさを感じるかもしれません。
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まずは被害状況をお聞かせください。
穴を掘った動物がネズミかどうか確かめたい場合
前の項では地面に穴を掘る動物について解説しました。
ただ、巣の見分け方について、ヘビやイタチ、カワセミよりもネズミの方が出現頻度が高いことから、この記事では、ネズミの巣に限定して詳しく説明します。
穴を掘った動物がネズミかどうか確かめたい場合、次の事項をチェックしてみましょう。
ネズミの通り道=ラットサインがあるかどうか確認する
ゴミやホコリのたくさんある汚い場所を好むネズミは、黒く汚れています。
また、ネズミは同じ道を通る習性があります。
したがって、通り道にネズミの黒い汚れが移ってしまい、通り道が段々と黒くなっていくのですが、このようなネズミが残す黒い跡のことを「ラットサイン」と言います。
つまり、このラットサインがあるということは、ネズミがいることに他なりません。ご自宅に不自然な黒い跡がないか探してみてください。
ネズミの糞が落ちている
ネズミの巣穴やその周辺には、黒い糞や尿の跡が残ります。
巣穴の周辺に、4ミリから20ミリ程度のポロポロした小さい糞が落ちているときは、ネズミがいる可能性が高いでしょう。
また、落ちている糞の特徴(色味や落ちている場所、大きさなど)を確認することで、ネズミの種類を推察することも可能です。
下記のリンク先の記事では、「ネズミの糞」について詳しく記載しています。
よければこちらもご覧ください。
悪臭がする
巣穴付近から悪臭がした場合、ネズミによる巣穴かもしれません。
先ほど解説した通り、ネズミの巣穴やその周辺に糞尿を落とします。
この糞尿から悪臭が発生するのです。
トイレで臭うような刺激臭がした場合、ネズミがいる可能性が高いです。
「結局身近にいるのがネズミなのかわからない」という場合もあるかと思いますが、少しでも心配を感じているようでしたらプロに相談することをオススメします。
害獣によっては早めの対処をしなければ被害が大きくなることもありますので、要注意です。特にネズミは短期間でも数を増やし、被害が拡大していきます。
穴を掘ったネズミの種類を確認する方法
穴を掘ったネズミの種類を考えることで、駆除の際に適切な対策グッズの使用ができて役立ちます。
庭や近所の地面に穴を掘ったネズミの種類は、ドブネズミかハツカネズミです。
一般的にご家庭に被害を生じさせるネズミは、ドブネズミ・ハツカネズミ・クマネズミの3種類ですが、クマネズミは原則として穴を掘りません。
そして、ドブネズミかハツカネズミの判別方法は、フンを見ると良いでしょう。
ドブネズミのフンは10mm〜20mm程度で、太い形が特徴的です。ピンポイントに落ちています。
一方でハツカネズミのフンは4mm〜7mmと小さめで、米粒のような形が特徴的です。大きな米粒くらいのサイズとなっています。
ネズミを放置した場合の被害について
では、「ネズミの穴があったがそのまま放置してしまった」という場合、どのような被害が起こるのでしょうか?
物がかじられる
「ネズミの穴があったがそのまま放置してしまった」場合に想定される被害のうちの一つは、食料や家具、家の柱、電気コードなどありとあらゆるものをネズミにかじられてしまう被害です。
家の庭だけに被害が収まっていたらまだいいですが、家に侵入してくる可能性もかなり高いです。
というのも、ネズミは1センチの隙間があれば通り抜けることができると言われています。
そうして、家の中に侵入したネズミは、さまざまなものを齧っていきます。
野生のネズミはサルモネラ菌など病原菌を保有するおそれがあるので、齧った後の食料は絶対に捨てなければいけません。
家具や家の柱などに関しては、ネズミにかじられた跡を修復するための修繕費もかかってしまいます。
健康被害が生じる
野生のネズミはノミやダニ、病原菌などを保有しているおそれがゼロではないです。
参考:
「東京都ねずみ防除指針」被害の実態(平成17年2月発行)- 東京都福祉保健局
さらには所構わず糞尿をしますので、どんなに家を掃除していても、ネズミがいるというだけで不衛生な空間になってしまいます。
ネズミの立てる足音も厄介です。ネズミは夜行性ですので、多くの人間が寝ようと思った時にうるさくなります。
こういった騒音は一度気付いてしまうと、意識しないでおこうと思えば思うほど気になって仕方がないものです。
「ネズミの立てる足音が気になって眠れない」という声もよく聞きます。慢性的な睡眠不足はさまざまな健康被害の原因になりますので、極力避けたいところです。
▼ネズミから感染する病気については、以下の記事で詳しく解説しています。
ネズミ駆除はなぜ難しい?プロにオススメするワケ
前項では、ネズミを駆除せずに放置してしまった場合の被害について説明しました。
では「ネズミ駆除してみよう」と思った方もいらっしゃるかと思いますが、実のところネズミ駆除という作業はかなり難易度が高いです。
なぜ難易度が高いのか、さまざまな根拠がありますが、そのうちの一つが侵入経路対策の難しさです。
ネズミ駆除を行う際は、並行してネズミの侵入経路(例えば通気口など)を塞いで、ネズミの再発を防いでいきます。
しかし、先ほど説明した通り、ネズミは1センチほどの隙間さえあれば、難なく通り抜けてしまいます。
また、もう一つ根拠を挙げるとすると、被害状況のパターン化、「こういった状況であればこうするべき」といった定石を見極めることが難しいことです。
季節や地域、ネズミの種類、ご自宅の構造など、様々な状況を加味した上で対策を練らなければならないことが、事態をより複雑化させています。
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