本記事は、主に「ハクビシンの被害に悩んでいて、どうにか対策をしたい」「ネットなどで調べていたら、有刺鉄線が効果的だと知った」といった方を対象とした記事です。
そこで本記事では、ハクビシン対策のための有刺鉄線の設置方法や他の対策方法を説明していきます。
本記事を参考にしながら、有刺鉄線による対策を試し、ハクビシンの被害を抑え込みましょう。
ハクビシン対策に有刺鉄線が有効な理由
ハクビシン対策に有刺鉄線が有効なのは、チクチクさせて驚かせられるからです。
ハクビシンには柵や鉄線を前にするとそれらを跳び越えるよりも先に、一度上に登る習性があります。そして、有刺鉄線には、非常に鋭利なトゲがいくつも付いており、ハクビシンが有刺鉄線を乗り越えようとして触れると、トゲが手足に刺さります。ハクビシンは学習能力が高く、受けた危害を忘れないので、チクチクした痛みを避けるために有刺鉄線に近づかなくなるわけです。
実際、有刺鉄線は、牧場などで飼っている牛を逃げさせない目的でも使用されているように、動物の侵入や脱出を阻むうえで信頼性が高いとされています。
そのため、住宅や畑を取り囲むように有刺鉄線を張り巡らしておけば、ハクビシンの侵入を阻む効果があると言えます。
ハクビシン対策で有刺鉄線を使う方法
ハクビシン対策で有刺鉄線を使う方法としては、4つの手順を踏まえましょう。これらのポイントを踏まえたうえで設置しなければ、せっかく時間や労力をかけて設置しても全く成果が得られないことも多いため注意が必要です。
①設置場所を決める
まず、有刺鉄線を設置する場所を決めましょう。設置すると良い場所は、入られたくない場所や登られたくない場所です。
住宅や畑などの敷地内に入られたくないなら、その周りを取り囲むように設置しましょう。
また、ハクビシンは木登りが得意であり、果樹を登って果物を食べたり、木を登って屋根に登り屋根裏に侵入したりします。そこで、木の根元付近に有刺鉄線を巻いておくことで、ハクビシンが木に登れなくなります。
②設置場所に応じた有刺鉄線を準備する
設置場所が決まったら、次に設置場所に応じた有刺鉄線を準備します。
有刺鉄線には、以下のようなスペックがあります。
- 有刺鉄線の長さ
- 有刺鉄線の耐用年数
- トゲの高さ
- トゲの間隔
ここで、特にポイントとなるのは、有刺鉄線の長さでしょう。
敷地内や畑を取り囲むように張り巡らす場合、20mや50mなどの比較的長い有刺鉄線が必要となります。
一方、果樹や木に登られないようにする目的で有刺鉄線を設置する場合、登られたくない木に設置すればよいだけなので、木の本数が少なければ、5mなどの有刺鉄線で足りる場合もあります。
③設置して効果を確認する
有刺鉄線は設置して終わりではなく、設置後も効果を確認し続ける必要があります。
というのも、上手く設置できていなければハクビシンの被害が出続けるからです。
たとえば、有刺鉄線を設置する位置が高すぎると、有刺鉄線の下を潜られてしまうこともあり、その場合、下方にも有刺鉄線を追加する必要があるかもしれません。
有刺鉄線の使用は試行錯誤の連続であり、設置場所は適切か、設置した高さは適切かなどの振り返りを行いながら、その都度効果を確認することが大切です。
④必要であればメンテナンスをする
有刺鉄線によってはメンテナンスが必要なものもあります。
そして、設置の際もそうですがメンテナンスの際には、素手や軍手では作業は行えず革手袋が必須です。
ジャージやニットで作業すると傷がつくので、長袖の作業着も必須です。もし半袖で作業した日には、腕が傷だらけになってしまいます。トゲが無数についているので、気をつけて作業しても、作業中にはトゲの部分が体に触れてしまうものと考えたほうが良いでしょう。
以上のように、有刺鉄線での対策は少し手間がかかります。
もしも今すぐに被害を解決したいようでしたら、お気軽にご相談ください!
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まずは被害状況をお聞かせください。
有刺鉄線と併せて行うと良いハクビシン対策
有刺鉄線と併せて行うと良いハクビシン対策は3つあります。これらを組み合わせることで、本格的なハクビシン対策を行えるようになりますので、徹底的にハクビシンを駆除したい方は併せて行うことを強く推奨します。
対策①:侵入口を塞ぐ
まず、家の中への侵入口を塞ぎましょう。
なぜなら、もし万が一、有刺鉄線を乗り越えられてしまった場合に、侵入口が開いたままでは簡単に家屋内に入られてしまうからです。
家の中に被害がまだないなら侵入口を塞げば良いのですが、家の中にハクビシンが既に居る可能性があるなら、ハクビシンを追い出してから侵入口を塞ぎます。
理屈の上では、侵入口が徹底的に塞がれていれば、有刺鉄線が無くても住宅内への侵入だけは防げます。ですが、ハクビシンは、3cm程度の小さな隙間でも、こじ開けて入ってきてしまうため、家中の小さな隙間を徹底して塞ぐ必要があります。外壁や屋根の隙間、床下などから入ってきてしまうため、侵入口の対策は非常に大掛かりな作業となりがちです。
対策②:電気柵を設置する
有刺鉄線は、電気柵と組み合わせて用いることでより効果を高められます。
電気柵とは、ハクビシンなどの動物が触れると最大で6,000~10,000ボルトの強い電流が流れる柵です。
とはいえ、その強い電流がいつも流れているわけではなく、ごく短時間に流れることを繰り返しているだけなので、万が一人間が触れてしまっても、静電気程度の感覚で終わります。
また、ハクビシンは特定外来生物指定ではなく駆除対象の動物ではないのですが、電気柵ならハクビシンを傷つけるほどのダメージは与えないので、ハクビシン対策として使用可能です。
対策③:忌避剤を使う
忌避剤とは、ハクビシンが苦手な匂いや成分を用いて、ハクビシンを遠ざけるものです。
ニンニクや石油系などの匂いのする忌避剤を設置しておくことで、嗅覚の発達したハクビシンには一定の効果があります。
忌避剤は単独で使用した場合には、ハクビシンが匂いに慣れてしまうなどのデメリットがありますが、有刺鉄線と組み合わせて使用すれば、対策効果がアップします。
本格的なハクビシン駆除は専門業者に依頼するべき
以上では、有刺鉄線を用いて自力で行える対策について説明してきましたが、本格的にハクビシンを駆除したいなら、専門業者に依頼するべきです。
なぜなら、有刺鉄線による対策はトライアル&エラーな側面があり、十分に成果が出るまでに一定期間を要するからです。
ですが、既にハクビシンの被害に遭っている場合、早急に対策しなければ被害は拡大していってしまいます。特に、既に住宅内にまで侵入されてしまっているなら、巣を作られ住み着かれてしまっているかもしれません。その場合、悠長に有刺鉄線で対策していては、大量の糞尿によって天井が腐るとともに、糞尿の重みで天井が抜け落ちることもあります。
しかしながら、本格的な対策となると、侵入口の対策などは素人には荷が重く、専門業者に頼んで徹底的に行なってもらったほうが無難です。被害が進行していない段階なら、有刺鉄線による対策を試してみても良いですが、試したうえで効果がなければ、やはり専門業者に依頼しましょう。
ハクビシンの駆除については当社まで
ハクビシンの駆除業者を探しているなら、当社ハウスプロテクトまでご連絡ください。
当社は現地調査を行わせていただいたうえで、有刺鉄線はもちろん様々な対策を施し、徹底的にハクビシンを駆除します。
既に被害が起きてしまっている場合、清掃や消毒、大規模なリフォームまで対応が可能です。
さらに、もし万が一の再発時には、最長10年間の無償アフターフォロー対応を行わせて頂きます。
現地調査やお見積もりは無料ですので、ハクビシンの被害に遭っている方はお気軽にご相談ください。
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まとめ
ハクビシン対策では、ハクビシンをチクチクさせて驚かせられるため、有刺鉄線の設置が有効です。
そして、有刺鉄線を用いて成果をあげるには、設置場所を決め、設置場所に応じた有刺鉄線を準備し、設置した後も効果を確認し続け、必要に応じてメンテナンスをする必要があります。
ですが、本格的な対策をするには、有刺鉄線と組み合わせて侵入口を塞いだり、電気柵を設置したり、忌避剤を用いるのがおすすめです。これらの対策まで行うとなると時間や手間が掛かる上に、作業難易度的に素人には困難でしょう。
本格的なハクビシン対策を行いたい方や、有刺鉄線を試してみたけれど成果が出なかった方は、ぜひ当社ハウスプロテクトまでご相談ください。