「ハクビシンが家に入ってきているかもしれないけれど、どこから侵入しているのかわからない」とお悩みではないでしょうか。
ハクビシンは頭から尻尾の先までで100cm程度と大きく、侵入経路が想像できない人は多いです。
しかし、ハクビシンは直径9cmほどの穴があれば入ってきてしまうので、侵入可能な状況になっている家は珍しくありません。
そこで今回は、ハクビシンがどこから家に入ってくるのか、侵入経路について解説します。
侵入経路を塞いだ上で、ハクビシンがもう入ってこれないように対策をしましょう。
ハクビシン駆除のために侵入経路を考えよう
ハクビシンは、スリムな体型なのでいろいろな場所から家の中に侵入します。
ハクビシンの侵入できる隙間のサイズについては、農研機構の研究がわかりやすいです。
ハクビシンは直径9cmの円や1辺8cmの正方形の隙間があれば侵入できるとされています。
直径9cmの円と聞くと、「結構大きいな」と感じるかもしれません。
しかし、家中を探せば案外いくつかそれくらいの穴がある家は珍しくないので、ご自身の家でも慎重に探してみてください。
侵入経路があると、せっかくハクビシンを追い出しても再侵入されてしまうので要注意です。
ハクビシンが好む4つの侵入経路
どれくらいの隙間から入り込むのかがわかっても、家のどこからチェックすれば良いのかお悩みの方もいると思います。
ここで、ハクビシンがよく利用する4つの侵入経路について見ていきましょう。
以下の4つの場所をまずは確認してみてください。
- 壁や屋根の穴が空いている場所
- 屋根同士が重なっている隙間
- 通風口
- 床下にある隙間
ハクビシンが特に好む侵入経路なので、もしも心当たりがあるならそこから塞ぎましょう。
それぞれの場所について、順番に詳しく見ていきます。
壁や屋根の穴が空いている場所
まず考えられるのは、壁や屋根の穴が空いている場所です。
ハクビシンは木登りが得意なので、人から見て高い位置にある穴でも上手く木を使って侵入することがよくあります。
「あんなに高い場所なら、穴が空いていても大丈夫だろう」と思っても、近くに木があるなら要注意です。
ちなみに、家の壁は、外壁と間仕切り壁という2種類の壁で成り立っています。
ハクビシンは外壁と間仕切り壁の間を登って家の中を自由に移動する動物です。
参考:
日本家畜管理学会誌・応用動物行動学会誌/48巻 (2012) 3号『ハクビシンは垂直な隙間を登る : 登れる幅および登り方の変化』
外壁だけに穴が空いていても被害が発生するので気をつけなければなりません。
屋根同士が重なっている隙間
屋根同士が重なっている隙間からも、ハクビシンはよく侵入します。
日本の家は、屋根の重なる部分に隙間が多いケースも珍しくありません。
また、震災によって屋根の瓦が剥がれている場所もハクビシンの侵入経路になり得ます。
通風口
通風口もハクビシンがよく利用する侵入経路となっています。
正常な状態では、鉄の柵や網で動物が通り抜けないような対策がなされているはずです。
しかし柵や網が経年劣化で壊れてしまい、ハクビシンが通れるくらいの隙間ができていることもあります。
多くの市区町村のページでも、基礎コンクリートの通風口は特に注意して調べるべきことが書かれています。
参考:
山形県酒田市 ハクビシンにご注意を
床下にある隙間
床下に隙間があるなら、そこからハクビシンが入っているかもしれません。
空気を通すためにもともと空けられている換気口から侵入される場合や、建物の基礎部分と建物自体の間に生じている隙間から侵入される場合があります。
基礎部分とは、建物と地面を繋ぐ場所のことです。
木造住宅で築年数が古いなら、注意深く床下を見ていくことで、ハクビシンの侵入口が見つかる可能性は十分にあります。
「うちは大丈夫かな」と少しでも心配になったのであれば、無料で現地調査をしますのでお気軽にお問い合わせください!
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まずは被害状況をお聞かせください。
ハクビシンの侵入経路を特定してからの駆除対策
ハクビシンの侵入経路に見当がついたら、いよいよ駆除対策に入っていきます。
以下の手順でハクビシンが侵入しにくい環境を作りましょう。
- 侵入経路を塞ぐ
- エサになる物を見える場所に出しておかない
- 身を隠せるような草木をなくす
1つずつ順番に行うことによって、ハクビシンが家の中に入ってくる可能性を下げられます。
それぞれのステップについて、順番に説明しますのでご確認ください。
侵入経路を塞ぐ
まずは、侵入経路を塞がなければなりません。
どれだけ工夫をしても、侵入経路がそのままならまた入ってこられます。
侵入経路を塞ぐには、パンチングメタルという上の写真のような金属板が使われることが多いです。
細かな穴が空いているので、通気性もあって幅広い侵入経路で使いやすくなっています。
ただし、侵入経路を塞ぐ前には家の中にハクビシンがいないかどうかを確認してから塞ぎましょう。
もしも家にハクビシンがいる状態で封鎖すると、ハクビシンによる被害が続きます。
最悪の場合には、家の中でハクビシンが死んでしまい、死骸が腐ってしまうこともあるので注意が必要です。
エサになる物を見える場所に出しておかない
侵入経路を塞いだら、もう家の近くに寄ってこないようにエサとなるものを隠すようにしましょう。
ハクビシンは雑食なので、なんでも食べます。
生ごみを漁ることもあるので、外から簡単に見える場所には置かないようにしてください。
特に気をつけるべきなのが、ハクビシンの好物である果物やペットフードです。
ハクビシンは家の敷地内に果物やペットフードを置いておくことがないように気をつけましょう。
身を隠せるような草木をなくす
ハクビシンは臆病なので、身を隠せる草木を好みます。
したがって、長く生い茂っている草木をなくすことで、ハクビシンが寄り付きにくくなるのです。
また、ハクビシンは木登りが得意なので、可能であれば屋根に飛び移れるような位置にある木はなくしたほうが良いでしょう。
さまざまな市区町村でも、家屋に接している庭木は剪定することを勧めています。
参考:
山形県酒田市 ハクビシンにご注意を
木をなくすことが難しいなら、木から飛び移りそうな場所に障害物を置くのも有効です。
ハクビシンの駆除を自力で行うのは危険!
「ハクビシンを駆除してしまったほうが楽なのでは?」と思った方もいるかもしれません。
しかし、ハクビシンの駆除を自力で行うのは危険です。
ハクビシンは100cm前後と大きいので、襲われると大ケガする危険性もあります。
臆病な性格のハクビシンですが、自分の身を守るためなら攻撃を仕掛けてくるケースも珍しくありません。
ハクビシンに遭遇したときの対処法は、以下の記事で書いていますので参考にしてください。
また、屋根裏に住み着いて出てこない場合には、自分で完全に対処するのは難しいです。
ハクビシンはハッカや木酢液のニオイを嫌うので、ニオイで追い出すことはできます。
しかし、住み着いていたなら糞尿による天井の腐食や寝床作りによる断熱材の劣化が起きている可能性が高いです。
専門の業者に頼んで、清掃や消臭、消毒などを行ってもらうことをオススメします。
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まずは被害状況をお聞かせください。
まとめ
ハクビシンはスリムな体型なので、直径9cmの円や1辺8cmの正方形くらいの穴があれば家に侵入可能です。
もしも「家にハクビシンが入ってきているかも」と感じたときは、侵入経路の特定から始めましょう。
ただし、ハクビシンの駆除を自力で行うのは危険です。
自分で対処しようとすると大きなトラブルになりかねないので、専門の業者に依頼してください。
もしもハクビシン駆除の業者についてお探しでしたら、当社「ハウスプロテクト」にお任せいただければ幸いです。