庭や畑などに、少し前まではなかった謎の穴が突然現れることがあります。
人間が堀ったわけでもない場合、「一体、誰が堀った穴なの?」と不思議に感じ、気味が悪いですよね…。
その際、「もしや、アライグマが掘った穴なのでは!?」と推測される方がいます。
ですが、結論から言えば、それはアライグマが堀った穴ではなく、他の害獣が堀った穴の可能性が高いです。
そこで今回は、さまざまな害獣が掘る穴と、害獣被害が起きる原因、穴以外の害獣被害などについて説明していきます。
害獣対策が遅れると、被害が拡大し深刻化するリスクがあるため、早急に対処しましょう。
「自力で対処できるかわからない…」と不安に感じる方は、ぜひ害獣駆除のプロに相談することも検討してみてください。
ネズミ、イタチ、ハクビシン、アライグマ、コウモリなど、あらゆる屋内害獣に対応。
まずは被害状況をお聞かせください。
庭や畑に穴を掘る動物はアライグマが正体?
庭や畑に出来た穴はアライグマが堀った可能性は低いです。
なぜなら、アライグマは穴掘りを苦手とするからです。
アライグマは手先が器用であり、木登りを得意として生きている動物です。
また、アライグマの成獣は、器用な指で獲物を取れたり、力が強くて重い障害物を動かせるので、他の動物と争いになっても優位に立ち回れます。
そのため、アライグマは自然界においても自ら巣を作ることはなく、樹木の穴に住んだり他の害獣が作った巣を略奪したりします。
特に穴掘りの必要がなく、そういった能力も発達していないのかもしれませんね。
アライグマの他に穴を掘る害獣は?
庭や畑に穴を掘る害獣としては、下記5つの動物が挙げられます。
- アナグマ
- イタチ
- ねずみ
- タヌキ
- もぐら
どの動物も、早めに対策をしたほうが良いので特徴をしっかり把握しておきましょう。
以下でそれぞれ解説いたしますのでぜひご確認ください。
アナグマ
アナグマは、小さな頭と胴長の身体、短い尾が特徴の動物です。
頭部から目の下に掛けて黒い模様があって、鼻筋が白い点で、ハクビシンと似ています。
ハクビシンよりも尾が短いのが違いです。夜行性の動物で昼間は巣穴にこもっていることが多いです。
アナグマは、名前の通り、穴を掘るのが得意な動物です。
5本指の先の長い爪により、竹林などで巣穴を掘って生活しています。
アナグマは、土を掘ってミミズや昆虫、カエルやモグラなどを食べるだけでなく、農作物や果実を好んで食べます。やや肉食寄りの雑食です。
近年では、アナグマは人里を餌場とするようになっており、農作物への被害も増えています。
好んで食べ荒らす農作物は、スイカやトウモロコシ・イチゴなどです。穴掘りが得意なため、農作物を食い荒らすだけでなく、農地を掘り起こすこともあります。
アナグマに対する農作物対策としては、地上だけを対策するのでは不十分です。
アナグマは地面を掘って農地に入ってくるため、防護柵を設置する場合、柵の下部30センチ程度は地面の下に埋め込みましょう。
ただし、埋め込み過ぎて地上の柵の高さが低くなっては地上から乗り越えられてしまうので、地上と地下の両方をバランスよく対策する必要があります。
イタチ
イタチは、高い所に登るのが得意で人家の屋根裏にも上がれますが、同時に、庭などに穴を掘って地中のミミズなどを食べることを得意とします。
また、イタチは気温変化の少ない土の中を好みます。
特に、人間が一度耕した畑は掘るのが簡単なので、あちこち掘り返されてしまうケースもあります。
あちこちをぼこぼこに掘り起こされて、しかもそこに糞尿をされると、悪臭まみれで畑が壊滅的な状態になってしまうこともあります。
こちらの記事では、イタチが庭や畑などに掘った場合の穴の特徴や被害、対処法を解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
ねずみ
ねずみの中で、庭などに穴を掘って巣穴を作るのはハツカネズミとドブネズミの2種類です。
ねずみは身体が小さいだけあって掘る穴も浅めです。堀った穴の中に、段ボール材や布切れや木の葉などを持ち込んで巣を作ることもあります。
タヌキ
もしアライグマが庭や畑に穴を掘っている姿を見た場合、タヌキと勘違いしているかもしれません。
アライグマはあまり穴を掘る習性はありませんが、タヌキは休息や睡眠、出産、子育てをするために巣穴を掘ることがあります。
また見た目も非常に似ているため、ぱっと見で判断するのは難しいでしょう。
こちらの記事では、アライグマとタヌキの違いを詳しく解説していますので、それぞれの違いを把握しておきたい方はぜひご確認ください。
もぐら
もぐらと言ったら穴を掘る動物だというイメージを持っている方は多いでしょう。
もぐらが掘る穴は、もぐら塚と呼ばれ、穴の周りの土が盛り上がり、土の塊が出来ているのが特徴です。
そのため、他の害獣が掘る穴とは簡単に区別できるはずです。
また、もぐらは、気温の変化が少ない土の中で暮らすのを好んでいます。も
もぐらが掘る穴は深度が深く、地中で他の穴と繋がっています。穴の中はトンネルのようになっており、本道と支道に分かれています。
もぐらも害獣の1種で、畑の作物に悪影響を及ぼします。
たった12時間食事を取らないだけで餓死する害獣で、1日に自身の体重の半分もの量にあたるエサを必要とします。
縦横無尽に地中に穴を掘るので、畑の地盤が緩くなる上に、農作物の根や芽が破壊されます。
以上のように、さまざまな動物が庭や畑に穴を掘ります。
しかし、どの動物が穴を掘ったかわからない方もいらっしゃると思います。
その場合、専門業者に相談し、庭や畑などに穴をあけた犯人を特定してもらいましょう!
「ハウスプロテクト」では、相談をはじめ、害獣調査や見積もりも無料で行っておりますので、ぜひとも気軽にお申込みください。
ネズミ、イタチ、ハクビシン、アライグマ、コウモリなど、あらゆる屋内害獣に対応。
まずは被害状況をお聞かせください。
なぜ穴掘りによる害獣被害が発生してしまう?
以上のように、庭などに穴があった場合、それアライグマ以外の害獣の仕業でしょう。ですが、他の害獣が来る環境には、アライグマも来る可能性はゼロではないのです。
ここでは、そもそもなぜ害獣はやって来るのかについて、3つの代表的な要因を紹介していきます。
家庭菜園をしているから
家庭菜園をしていると、どうしてもその農作物を狙って、さまざまな害獣が集まりやすいです。
家庭菜園をしていて害獣の被害に遭っている場合、余計な作物や不要な作物を放置すると、それが害獣の餌になってしまうため注意しましょう。
また、家庭菜園をしていても、柵があれば害獣被害を回避できる場合もあります。柵には以下の種類があります。
・ネット柵 ⇒ イノシシ・シカ用
・ワイヤーメッシュ柵 ⇒ イノシシ用
・金属柵 ⇒ イノシシ・シカ用
ゴミを適切に処理していない
野菜くずのような生ごみは、動物たちにとっては栄養価の高いご馳走になります。
実際、人間が生ゴミを放置するだけで、動物の個体数の増加に繋がります。
野菜くずなどは畑の隅などに放置しないことと、生ゴミは蓋付きのゴミ箱に入れることが重要です。
家の周辺に害獣の隠れ場所が多い
家の基礎部分にある通風口や、屋根の継ぎ目などが経年劣化してそこに穴ができると、そこから害獣が住み着いてしまいます。
そうした場所が多ければ多いほど、害獣被害は拡大しやすくなるので注意が必要です。
被害は庭や畑の穴だけに留まらない!
庭や畑に穴ができると、次はより良い環境を求めて家に住み着こうと侵入してくる害獣もいます。
たとえば、アライグマは垂直に壁を登れるため、建材をこじ開けて屋内に入って来る場合もあります。
また、アナグマは、穴掘りによって農作物に被害を及ぼすだけでなく、建物にも直接的な被害を及ぼします。
アナグマは複雑で大きな巣穴を掘るので、建物の床下に大きな穴を掘った場合、建物の崩落につながる危険性もなくはありません。
他の害獣も、狭い隙間から人家に入り込み、床下や天井裏などに住み着いたりします。
すると、そこで糞尿をしたりして、家屋が汚れていき、悪臭を放つこともあります。
さらには野生で暮らす動物は、なんらかの病原菌を保有している確率もゼロではないので要注意です。
参考:
動物由来感染症 – 厚生労働省
庭や畑に穴が出来たことは、害獣被害の兆候に過ぎません。
被害が人間や家屋に及んでしまう前に、早めの対策をおすすめします。
害獣対策はプロである我々にお任せください!
庭や畑に穴ができたものの、どの害獣が堀った穴かもわからないという段階では、一般の方が的確な害獣対策を行うことは困難です。
かといって、放っておくと、害獣に自宅に侵入されたりして、手に負えない問題に繋がる危険性もあります。
このような時は、あらゆる害獣対策を行っているプロの業者に頼むのが一番です。
「ハウスプロテクト」は害獣専門の駆除業者であり、幅広い害獣に対応しているので、庭や畑の穴がどの害獣のものであったとしても対応可能です。
害獣対策を総合的に行っており、徹底駆除や糞清掃、消毒などはもちろん、屋内への侵入経路封鎖などの「再発防止」に特に力を入れています。
現地調査やお見積りは無料で行わせて頂きますので、庭や畑などに不審な穴を発見した際には、お気軽にご相談ください。
ネズミ、イタチ、ハクビシン、アライグマ、コウモリなど、あらゆる屋内害獣に対応。
まずは被害状況をお聞かせください。
畑や庭に穴を掘る動物に関するよくある質問
畑や庭に突然できた穴を見て、「いったい何の動物が掘ったのだろう?」「このまま放置しても大丈夫なのかな?」と不安になる方も多いはずです。
ここでは、よく寄せられる質問と回答をまとめました。
畑や庭にできた穴の原因や対策について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
畑や庭に突然できた穴の原因は?
畑や庭に穴を掘る動物は複数存在します。
そのため、畑や庭に穴が掘られていたら、一概に「この動物が犯人だ!」とは言い切れません。
しかし、穴の特徴や掘り方によっては、ある程度推測することが可能です。
そんな動物ごとの穴の特徴や出没しやすい時間を以下にまとめましたのでぜひご参考ください。
動物名 | 穴の特徴 | 出没しやすい時間帯 |
アライグマ | 表面の土を掘り返すような浅い穴 | 夜間 |
タヌキ | やや深めの縦穴、広がりは少ない | 夜間 |
モグラ | 地中にトンネル状、土が盛り上がる | 昼夜問わず |
ネズミ | 直径3〜5cmほどの小さな穴 | 夜間 |
上記を参考にしても、何の動物が掘ったのか分からない方もいらっしゃると思います。
そういった場合は、駆除業者に相談し、畑や庭に掘られた穴の正体を特定してもらいましょう!
また、穴の犯人が特定できても対処法がわからない場合も同様に、専門業者に相談し、被害が広がる前に早めに対処してもらってください。
「ハウスプロテクト」では、相談はもちろん、現地調査や見積もり作成も無料で行っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
ネズミ、イタチ、ハクビシン、アライグマ、コウモリなど、あらゆる屋内害獣に対応。
まずは被害状況をお聞かせください。
アライグマは穴を掘るのか?
アライグマは、基本的に「巣穴を掘る」動物ではありません。
しかし、食べ物を探す目的で浅く地面を掘ることがあります。
特に畑では、ミミズや根菜類を狙って土をかき分けるように掘るため、被害が目立ちます。
そんなアライグマが穴を掘った場合に見られる被害の特徴は以下の通りです。
- 土の表面が広範囲に乱れている
- 芋類・果菜類の苗が抜かれている
- 周囲にアライグマの足跡(5本指)が残っている
- 夜中にガサガサとした音や鳴き声が聞こえる
これらの特徴に当てはまった場合、早急に対策や駆除を行いましょう。
アライグマは繁殖期になると、子育てのために軒下や床下に侵入することもあり、放置すると被害が広がります。
こちらの記事では、アライグマを駆除する方法を解説していますのでぜひ参考にしてみてください。
「自力で駆除できそうにない…」といった方は、害獣駆除のプロに相談することも検討していただければ幸いです。
木の根元を掘る動物は何ですか?
木の根元にできた穴や掘り返された土は、以下の動物が関与しているケースが多いです。
- アライグマ
- ハクビシン
- タヌキ
- ネズミ
- モグラ
ちなみに木の根にダメージがあると枯れやすくなるため、果樹園などでは大きな損失に繋がることもあります。
そのため、定期的に根元の状態を確認し、異常があれば忌避剤やネットなどを使い、侵入させないように対策しましょう。
畑や庭で穴を掘る動物の対策や駆除は必要ですか?
以下の点に該当する場合は、早急や対策や駆除が必要です。
- 穴の数が増えている
- 穴の周囲にフン・足跡・食い荒らされた作物がある
- 夜間に物音がする
- 穴が建物の近くにあり、床下などへの侵入経路となっている
これらの被害を放置すると、衛生被害や建物破損、農作物被害に発展する可能性が高くなります。
そのため、忌避剤や侵入口封鎖や植栽の整理といった対策を早急に行いましょう。
安全かつ確実に駆除したい場合は、専門の駆除業者へ相談してみてください。
クチコミ評価業界トップクラスを誇る「ハウスプロテクト」では、相談をはじめ、現地調査や見積もり作成も無料で行っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
ネズミ、イタチ、ハクビシン、アライグマ、コウモリなど、あらゆる屋内害獣に対応。
まずは被害状況をお聞かせください。