【田舎だけじゃない】なぜ都会にハクビシンが?!生態や危険性を解説

市街地や住宅地など都会でハクビシンを見かけると、「ハクビシンは山々に囲まれている、自然豊かな田舎に生息してるのでは?」と疑問に思いますよね。

しかし、ハクビシンは適応力に優れている雑食性の動物なので、都会でも生きることができます。

また繁殖力も強いため、その数は年々増加しており、市街地や住宅地などでハクビシンの被害が数多く報告されています。

そのため、都会に住んでいても安全とはいえません。

そこで本記事では、ハクビシンが都会で繁殖している理由や生息できる背景、その危険性と対処法などを詳しく解説していきます。

もし、自宅近くで「ハクビシンを見かけた」場合は、すでに建物内に侵入している可能性があるため、早めに対処しましょう!

ハクビシンが建物内に巣を作ってしまうと、病原菌やウイルスによる健康被害や、糞尿による老朽化が懸念されますので早めに専門業者へ相談してみてください。

  • 10〜15 cm 程度の細長い黒褐色のフンが落ちている
  • 室内や屋外で強い獣臭が漂う
  • ペットフードがかじられている
  • ゴミ袋が荒らされた形跡がある
  • 夜間にハクビシンの鳴き声を聞いた

都会でハクビシンが繁殖した理由とは?

都会でハクビシンが繁殖した理由とは?

ハクビシンと聞くと、山々が広がるのどかな田舎に生息しているイメージがありますよね。

しかし、ハクビシンは田舎に限らず、日本列島のほぼ全域に生息しています。

特に宮城県や福島県、中国地方や四国などで多く確認されています。

また東京23区では、ハクビシンが「確実に1000匹は生息している」といわれています。

そんなハクビシンが都会で繁殖したのは下記の理由が考えられます。

  • 雑食性であること
  • 適応性が高いこと
  • 都会では天敵が少ないこと

ハクビシンは年中繁殖期ですが、基本的には1年に1回の出産です。

とはいえ、ハクビシンは生後10ヶ月以降に出産ができ、寿命も10年以上と長いため、生息数の大増加が可能となったのでしょう。

ハクビシンが都会で生息できる理由とは?

ハクビシンが都会で生息できる理由とは?

ハクビシンが、都会で生息できる理由は下記が挙げられます。

  1. 人間のゴミが豊富にあるのでエサに困らない
  2. 天敵が少ない環境だから繁殖できる
  3. 人間に襲われないので安心して生息できる

都市部に適応したハクビシンは、屋根裏や建物の隙間、雑木林などを住処とします。

そのため、高層マンションでも数センチの隙間があれば侵入される可能性があり、「自分の家は大丈夫!」とは言い切れません。

東京23区にハクビシンは居る?生息地域や見つけたときの対処法について

都会の住宅街でもハクビシンは危険な動物!

都会の住宅街でもハクビシンは危険な動物!

ハクビシンは基本的に大人しいのですが、下記の季節にとても凶暴になるため注意が必要な動物です。

  • 春から夏の出産シーズン
  • 秋ごろに発情するシーズン

また郊外に住んでいたハクビシンが住宅地に来るとき、「電線」の上を歩いて移動してくるなど、身体能力が高い動物ともいえます。

さらにハクビシンは、菌やウイルスなどを保有している場合もあります。

そのため、直接ハクビシンに接触しなくても、糞尿や食べた後の唾液などにより身近にいると感染症になるリスクがゼロではありません。

参考:
外来種対策マニュアル 参考資料 ① アライグマ・ハクビシンに関する主な人獣共通感染症 – 東京都環境局

実際、2015年に環境省より公表された「生態系被害防止外来種リスト」には、ハクビシンは重点対策外来種と位置づけされ、ハクビシンによる被害が拡大する恐れがあるため、早めに対処すべき害獣であるとされています。

以上のように、都会や住宅街でも家の数センチの隙間や電線をつたって、ハクビシンが入り込んでいる危険性があります。

そのため、都会であろうとハクビシンを見かけた場合は、ご自身に被害がおよぶ前に専門業者へ早めに相談しましょう!

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都会や住宅街でのハクビシンの出没場所

都会や住宅街でのハクビシンの出没場所

ハクビシンはエサを探すために、ゴミ捨て場や部屋や小屋に置いているペットフードを漁ることもあります。

また、ねぐらにしている場所は屋根裏部屋や床下、倉庫に作るケースが多いでしょう。

もともとハクビシンは、洞窟をねぐらとして暮らしていました。

そのため、屋根裏や床下などの場所は薄暗いという点で洞窟の環境に似ており、好んでねぐらにする傾向があるでしょう。

またハクビシンは頭が良いため、一度ねぐらが快適だと判断すると、なかなかその場所から離れることはありません。

そのため、追い出した後に再発防止の対策をしないと、何度でも巣にしていた場所へ戻ってきます。

ハクビシンの病原菌などによる危険性

ハクビシンに直接触れなくても、糞尿や唾液に含まれる病原菌やウイルスにより感染症にかかるリスクがゼロではないので要注意です。

そこでハクビシンが保有している、病原菌やウイルスによる感染症について解説していきましょう。

ハクビシンの身体に付着している、マダニによる感染症の「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」。感染すると致死率が6.3~30%と高いのが特徴です。また、人から人へ液体接触による感染もあるため、注意する必要があります。さらに重症熱性血小板減少症候群は、有効なワクチンや薬剤がなく、対処的な治療法しかありません。

参考:重症熱性血小板減少症候群|NIID 国立感染症研究所

ハクビシンの糞尿や血液などにより感染するレプトスピラ症。風邪のような症状や、腎障害などをともなうマイル病を発症する可能性もあります。近年では衛生県境も良くなり死亡率は減少。とはいえ1970年までは、年間50名以上も死亡するなど危険な病気です。

参考:公園管理者のための生物被害対処ガイド|感染症に関する参考情報

ハクビシンにヒゼンダニが寄生している場合、疥癬を発症している可能性があります。疥癬を発症してハクビシンに触れると、人やペットなどに感染することもあります。

疥癬の原因となるヒゼンダニは、寄生すると卵を産んで増えます。そして皮膚にある角質の中へ、ヒゼンダニが水泡を作ることにより、全身に心身や強い痒みを伴うのです。

しかし、健康で体力のある人に疥癬はあまり感染しないでしょう。一方、体調がすぐれなかったり免疫力が低下していると症化する恐れもあるので注意が必要です。

参考:ハクビシンやアライグマによる被害を防ぐために – 目黒区

ハクビシンのもつ病原菌とは?感染症・健康被害のリスクを解説

参考:
アライグマ・ハクビシンが媒介する主な感染症 – 東京都環境局

ハクビシンは法律に守られている

ハクビシンは鳥獣保護法(鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律)に守られているため、無断で駆除や捕獲ができません。

もし、無断で駆除が捕獲をした場合には1年以下の懲役、もしくは100万円以下の罰金を科せられます。

そのため、自分でハクビシンを駆除や捕獲する場合には、事前に自治体へ申請をする必要があります。

またハクビシン駆除の申請をするには、「家屋内へ侵入される」・「畑の農作物をハクビシンに荒らされて困っている」などの理由が必要です。

ただし、地域によりハクビシン駆除の申請には内容が異なる可能性もあるので各自治体へ確認してください。

参考:
野生鳥獣の保護及び管理 環境省鳥獣保護法に基づく 環境省

ハクビシン駆除を自身でするには難しい

ハクビシンの糞

上の画像は、ハクビシンの糞です。

ハクビシンは運動能力が高い動物です。

また、手先も器用なので柱や雨どいなどもスイスイ登ってしまいます。

ハクビシンは市街地の都会に生息し続けているのは、電線を伝って歩けるからです。

道路ではなく電線を歩くことにより、ハクビシンは自動車に轢かれることはありません。

さらに、ハクビシンはジャンプ力に優れており、1m位の高さはジャンプして乗り越えることも可能です。

そのため、ハクビシン対策に農作物を守るために低い塀を設置しても簡単に飛び越えてしまうため厄介です。

このようにハクビシンは運動能力が高いので、一般の方がハクビシンを駆除するのは至難の業といえるでしょう。

【FAQ】都会のハクビシンに関するよくある質問

【FAQ】都会のハクビシンに関するよくある質問

都会のハクビシンに関するよくある質問と回答を以下にまとめました。

以下でそれぞれ解説してまいります。

都会で目撃されるハクビシンに関連した疑問点を知りたい方はぜひご確認ください。

ハクビシン駆除の費用はいくらですか?

ハクビシン駆除の費用は、下記によって大きく変動します。

  • 物件の広さ
  • 被害の状況
  • 駆除方法

一般的な相場は、戸建ての場合で約2万円から10万円程度とされています。

しかし、アパートやマンションの場合は戸建てより高くなる傾向があります。

「自分の場合だと、どれくらい費用がかかるんだろう?」と疑問をお持ちの方は、駆除業者へ相談してみましょう!

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また害獣調査や見積もりも無料で行ってくれるので、ぜひお気軽に問い合わせてみてください。

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ハクビシンが都内に増えたのはなぜですか?

ハクビシンが都内で増えている原因として考えられるのは、以下のとおりです。

  • エサを求めて都市部に進出してきた
  • 天敵が少ない

ちなみにハクビシンの天敵となるのは、下記の動物が挙げられます。

  • フクロウ
  • タカ
  • ワシ
  • ハヤブサ
  • アライグマ
  • オオカミ

もともとハクビシンの生息地は、森林地帯です。

しかし、ハクビシンは雑食性かつ適応力に優れているため、都会や住宅街でもゴミを漁り生きていくことができるといえるでしょう。

ハクビシンが多い地域はどこですか?

ハクビシンは日本列島のほぼ全域に生息していますが、特に多い地域は、宮城、福島など中部地方や四国地方が挙げられます。

本来、森林に生息しているハクビシンですが、最近では都会や住宅街でも見かけるようになっています。

また都会でもハクビシンの被害に遭うことがあるため、油断せずに適切に対処しましょう。

参考:
ハクビシン / 国立環境研究所 侵入生物DB

ハクビシンはなぜ都会に生息するのでしょうか?

ハクビシンが都会に生息する理由は以下のとおりです。

  • 森林と違って天敵が少ない
  • ゴミがあるからエサに困らない
  • 電線を使えば安全に生きれる
  • 屋根裏や空き家、マンションがねぐらになる

以上のように、ハクビシンにとって都会は天敵が少なく、エサや住処に困らない環境が整っているため、生息できていると考えられます。

ハクビシンは東京にいる?

ハクビシンは東京でも生息しています。

東京23区では、ハクビシンが「1000匹は生息している」といわれており、特に多摩地域を中心に、年々増加を続けているため注意しましょう。

実際に都では、平成25年に「東京都アライグマ・ハクビシン防除実施計画」を策定し、区市町と連携しながら、アライグマ・ハクビシンの捕獲を実施しています。

参考:
東京都のアライグマ・ハクビシンの被害及び対策の状況について

ハクビシンを見つけたらどうしたらいい?

自治会や専門の駆除業者に相談しましょう。

自力で忌避剤を使って追い出したり、侵入経路を塞ごうとする方法もありますが、あまりおすすめできません。

なぜなら、ハクビシンは頭が賢く、身体能力も高いため、簡単に駆除できないからです。

また鳥獣保護法に守られている動物なので、許可なく駆除や捕獲することは禁止されています。

違反した場合は、1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金を科せられます。

そのため、ハクビシンを駆除や捕獲する場合には、自治体や専門の駆除業者に相談し対処してもらいましょう。

ちなみに「小さいハクビシンなら問題ない?」と考える方もいらっしゃると思います。

しかし、ハクビシンは小さくても被害を引き起こすため、早急に対処すべきです。

「ハクビシンを見かけたけど、どうしたらいいか分からない…」といった方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

ハクビシンは住宅街に生息している?

はい、ハクビシンは住宅街にも生息しています。

山間部の農家や住宅に限らず、郊外または都会の住宅街でも目撃されています。

屋根裏や物置などに巣を作り、次のような被害を発生させる可能性もあるため、注意しましょう。

  • 農作物の食害
  • 住宅の侵入
  • 糞尿による悪臭
  • 足音や鳴き声による騒音
  • ノミやダニによる感染症の被害
  • ペットを襲う

もし、住まいの近くでハクビシンを見かけた方は、これらの被害が発生しないように早急に対策しましょう。

自治体によっては、ハクビシン被害に対応していない場合があるので、確実に対処してほしい場合は、専門の駆除業者へ相談してみましょう。

ハクビシンの寿命は何年ですか?

ハクビシンは、野生では約10年、飼育下では15~20年生きるといわれています。

ただし、24~25年も生きた個体も確認されております。

寿命が長く、繁殖力も強く、鳥獣保護法で保護されているため、年々増加傾向の動物です。

農作物や生活に被害が発生した場合に限り、自治体の許可を得て捕獲することが可能になります。

ハクビシンはなぜ害獣扱いされる?

ハクビシンは、主に農作物や家屋へ被害を与えるため、害獣として扱われます。

具体的には、次のような被害が挙げられます。

  • 農作物の収穫量や品質が下がる
  • 壁や天井が破損する
  • 断熱材や防音材が破損する
  • 天井板が腐る
  • 畳や布団などにダニやノミが繁殖する

また、これらの被害を引き起こすハクビシンを許可なく、駆除することは鳥獣保護法に違反します。

そのため、安全かつ確実に駆除したい場合は、専門業者に相談しましょう。

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また通話無料かつ24時間電話受付中ですので、ぜひお気軽に問い合わせてみてください。

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ハクビシンは危険ですか?

ハクビシンは、可愛い見た目をしていますが、人間に危害を及ぼす危険性がある野生動物です。

具体的には、次の危害を及ぼすリスクがあります。

  • 感染症やアレルギー
  • 農作物や家の被害
  • 騒音被害

またハクビシンは野生動物なので、むやみに近づいたり、餌を与えたりすると、噛みついたり引っ掻いたりする危険性があります。

そのため、自力でどうにかしようとせず、プロの専門業者を頼り、対処してもらいましょう!

ハクビシン駆除はプロにおまかせ

ハクビシン駆除はプロにおまかせ

前述でも申し上げたとおり、ハクビシンは身体能力が高く、ご自身で駆除するのは難しいでしょう。

また、鳥獣保護法に守られているため、自分でハクビシンを駆除や捕獲する場合は、事前に自治体へ申請し、許可を得る必要があります。

さらにハクビシンは、8cm程度の隙間から通り抜けることが可能です。

そのため、古くからの日本家屋や構造が複雑なマンションなどの場合、専門知識がないとハクビシンを駆除・捕獲するのは限りなく不可能といえるでしょう。

専門業者「ハウスプロテクト」は、リフォーム会社が母体となっているため、再発防止の施工対策には自信があります。

さらに、最長10年間のアフターフォローがあるため、万が一ハクビシンの被害が再発した場合もしっかり対応してくれます。

また、ハクビシン駆除後の面倒な清掃や消臭、消毒などもすべて担ってくれるので安心して任せることができるでしょう。

「近所でハクビシンを見かけた」
「屋根裏でバタバタと音がする」

そんなハクビシンはもちろん、他の害獣で不安に感じることがあれば、ぜひお気軽に相談してみましょう!

ハクビシン駆除に関するハウスプロテクトの実績や口コミ・評判が気になる方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

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