ハクビシンに噛まれた!応急処置方法とその後の駆除・対策について

ハクビシンは、家に住み着いて糞尿をしたり、農作物を食い荒らしたりと、さまざまな被害を及ぼすことで知られています。

それだけでも厄介ですが、実はハクビシンは、人やペット、小動物に噛みつくことがあるのです。

しかも、突然現れて噛まれることもあるため、対処方法を知らない状態で噛まれるとパニックに陥ってしまうかもしれません。

そこで本記事では、ハクビシンの噛みつく習性や、噛みつかれた場合の応急処置法、噛まれることで発症する感染症などについて紹介していきます。

ハクビシンに噛まれた場合の応急処置や対処法

野生生物であるハクビシンに噛まれたなら適切な対応が必要です。

もしハクビシンに噛まれてしまった場合、どのように応急処置を施したら良いのでしょうか。

噛まれるとどうなるのか

ハクビシンに噛まれた場合、痛いだけでは済まないケースも。

場合によっては何針も縫う程の大怪我になることもあります

また、有名な病気で言えば狂犬病のように、ウイルスを保有している野生動物に咬まれたり、引っ掻かれたりした傷口からウイルスが入ることでかかる病気もあるので要注意です。

野生動物がどのような病原菌を保有しているのかは明らかになっていない部分もあるので、常に気をつけるべきでしょう。

参考:
狂犬病 – 関西空港検疫所
動物由来感染症 – 厚生労働省

噛まれた場合の応急処置・対処法

もしハクビシンに噛まれてしまったら、誰でもできる応急処置として、まずは止血を試みます。

そして、傷口をよく水洗いしましょう。

家での応急処置ができたら、病院に行きます。

参考:
外傷 – 25. 外傷と中毒 – MSDマニュアル家庭版

病院に行ってからも油断せずに、症状が悪化していないか確認しておくことをおすすめします。

また、犬や猫などのペットが噛まれた場合、早めに動物病院に連れていき手当をしてもらいましょう。

なお、病院では診療時間が決まっていますが、夜間にハクビシンに噛まれた場合、救急外来を用いることも検討してください。

ハクビシンに突然噛まれてしまうことはある?

ここでは、ハクビシンが噛みつくケースがどのように起きるのかについて説明します。

ハクビシンは人に噛みつく性格!?

ハクビシンは、アライグマと見た目の上では似通っており可愛らしいですが、凶暴なアライグマとは違って、いたって臆病な性格です。

もちろん、ハクビシンは雑食のため、食事のために自分よりも小さな小動物を襲うことはあります。しかし、心根が臆病なので、基本的には自分よりも体の大きな人間を襲おうとは思わないようです。

どんな時に噛みつくのか

ですが、例外として、以下の3つの時期や状態では、ハクビシンは人間に噛みつくことがあります。

①出産時期
②発情時期
③身の危険を感じた時

これらのときには、ハクビシンがいくら臆病な性格であるとしても、子供を守るためや、求愛行動を成功させるため、身を守るために噛みつくことで威嚇してくるわけです。

そして厄介なことに、ハクビシンは一度噛み付くと、なかなか離れないこともあります。実際、噛みついた後になかなか離れず、人間が蹴飛ばしてようやく離れたという事例もあります。

身近にハクビシンがいると噛まれるリスクがあるので、少しでも不安でしたらプロによる駆除を実行しましょう。

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人間やペット・小動物に噛みつくことも

このように、ハクビシンは、追い込まれた時に噛みつく習性を持っています。

さらに言うと、ハクビシンは噛みつく対象も広く、人間やペット、小動物にまでなんでも噛みつくことが可能性があるのです。

ハクビシンが噛みついた事例

まず、ペットして飼っている犬がハクビシンに身体を何か所も噛まれた事例は世の中にいくつもあります。

また、ハクビシンは雑食性のため、エサを巡って飼いネコと喧嘩を始め、噛みつくことも。

他にも、夜に捕獲ネットを張る作業をしている人間に対して突然噛みついたという話や、タレントの照英さんが飼っていた数百匹の金魚にハクビシンが噛みついたというニュースまであります。

このように、ハクビシンは人間やペットなどに噛みつく動物なのです。

参考:
ハクビシンに噛まれた犬|オダガワ動物病院
照英ショック 金魚数百匹が「ハクビシンに襲われた」…300匹を飼育|デイリースポーツ

ハクビシンに噛まれないために

しかも、ハクビシンは物陰から突然現れて人間・ペット・小動物を噛むため、人間側がハクビシンの存在に気づいてからその場を離れようとしても、すでに手遅れとなることもあります。

したがって、ハクビシンが現れたという情報を得たら、その場所にはなるべく近づかないようにするのが安全です。

また、ハクビシンに外で遭遇してしまった場合に一番有効な対策は、見つけても近づかないことです。上述の通り、ハクビシンは臆病なため、人間から近づかなければ噛みつかれる確率は減ります。

そして、言うまでもなく、ハクビシンに触ろうとしたりエサを与えようとして近づいたりするのは、大変危険です。ハクビシンは増加傾向にあり問題になっていることから、特にエサをあげることはご法度です。

ハクビシンに噛まれる・触れることでかかる感染症

このように、ハクビシンに噛まれると物理的なケガを負う上に、実は、感染症に罹ってしまうこともあります。

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

ハクビシンの身体にはマダニがついていることがあります。

マダニとは吸血性のダニで、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)というダニ媒介性感染症を引き起こします。

参考:
重症熱性血小板減少症候群|NIID 国立感染症研究所 

疥癬(かいせん)

ハクビシンは、ヒゼンダニが寄生することによる疥癬という皮膚病を発症している場合があります。

そして、そのハクビシンに触れることで、ペットも疥癬に感染してしまうかもしれません。

参考:
ハクビシンやアライグマによる被害を防ぐために:目黒区公式ホームページ
野生タヌキの疥癬症について - 日本獣医学会 Q&A

ヒゼンダニが恐ろしいのは、寄生すると卵を産んで数を増やし、皮膚の角質にトンネルを掘って水泡を作ることです。

そうなると、全身に湿疹ができて、全身が痒くてたまらなくなります。また、皮膚が固まってフケ状になり剥がれていってしまいます。

なお、人間の場合、健康な人なら感染しないと言われていますが、体調を崩している人や免疫力が落ちている人だと重症化するケースもあるので注意が必要です。

レプトスピラ症

これは、ハクビシンの尿や血液に直接接触してしまった場合などにかかる可能性がある感染症です。

レプトスピラ症は、病原性レプトスピラが原因の急性熱性疾患で、風邪のように軽症で済む場合もあれば、腎障害を引き起こすワイル病などに繋がり重症化する場合もあります。

最近では、衛生環境が整ったことから死亡者数は減ったものの、1970年代前半までは年間50名以上も亡くなっていた決して侮れない感染症です。

参考:
公園管理者のための生物被害対処ガイド|国土交通省

ハクビシンは病気の原因?知っておくべき感染症について解説

野生動物であるハクビシンは、他にもさまざまな病原菌を保有しているおそれがゼロではありません。

現代の日本では感染例がないものもありますが、それでも近寄るべきではないことに変わりありません。

もしも身近にハクビシンがいるなら、早めに対処するべきです。

ハクビシンを見かけたらすぐに対処しよう

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ハクビシンは、昔は田舎や山などにしか居ませんでしたが、最近では都会でも見かけることが増えています。そして実際、散歩中の犬や、飼い猫が噛まれたりする事例が沢山あります。

ですが、そもそもハクビシンは鳥獣保護法によって保護されているため、一般人は見かけても対処がしにくいです。許可なく殺したり捕獲したりすると罰せられてしまいます。

そのため、家の近所でハクビシンを見かけたら、プロであるハウスプロテクトへご相談ください!

ハウスプロテクトは、ハクビシン対策で多くの実績があり、徹底駆除をモットーとしています。しかも、一度徹底的に対策を行った後は、最長で安心の10年保証があり、再発しても無償で対応します。

身近にハクビシンがいる状況は、それだけで非常に危険です。

ハクビシンに人やペットが襲われてからでは深刻なケガをしたり病気になってしまうケースもあるので、近所や自宅でハクビシンを見つけたら早めにご相談ください

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