「ハクビシンを追い出す方法でハッカ油が効くと聞いたけど本当なのかな?」とお考えではないでしょうか。
確かにハッカ油はハクビシンが苦手なニオイのひとつです。
ただし、ハッカ油だけでハクビシンを追い出すのは難しいでしょう。
自力でハクビシンを追い出すには、ハッカ油と併用して対策をする必要があります。
そこで本記事では、ハクビシンが苦手なニオイや追い出す時のコツ、再発防止や注意点について解説します。
ぜひ適切な方法で、ハクビシンの追い出しを成功させましょう。
ハクビシン駆除はハッカ油では難しい
ハクビシンは非常にニオイに敏感な動物です。
そのため、嫌いなニオイがすると避ける傾向があります。
ハクビシンが嫌いなニオイの中で「ハッカ油」が効くという声もあります。
しかし、ハッカ油のニオイによる対策は持続時間が短いため、それだけでハクビシンを追い出すのは成功しづらいでしょう。
ハッカ油って何
ハッカ油とは、日本にも生息している「ハッカソウ」というミントを乾燥させて、水蒸気蒸留して抽出した精油のことです。
ハッカ油はメントールの独特な清涼感があり、ミントの香りで爽快感を与えたりします。
さらに、ハッカ油は歯みがき粉や口内洗浄液、ガムなどにも使われています。
また、ハッカ油は天然由来の成分なので、小さなお子さまがいるご家庭でも安心して使用が可能です。
ハクビシンが嫌がるニオイは?
ハッカ油以外で、ハクビシンが嫌がるニオイを紹介します。
- にんにく
- 唐辛子
- 木酢液
ハクビシンが嫌いなニオイについて、順番に見ていきましょう。
にんにく・唐辛子
ハクビシンは刺激のある強いニオイを嫌がります。
にんにくや唐辛子も、ハクビシンが嫌いなニオイのひとつです。
▼ にんにくと唐辛子の使用方法
にんにくは潰して唐辛子は半分に折ったものを、小さな穴を複数あけたペットボトルに入れて置いておくと、忌避剤の代用品になります。
木酢液
木酢液とは、木炭を製造するときに発生する煙の成分を冷却し得られた水溶液です。
ハクビシンは木材が燃えるニオイに対し、「山火事」だと連想するため危険を察知して逃げ出します。
その習性を活かして、木酢液を使用してハクビシンを追い出します。
▼ 木酢液の使用方法
燻臭のする木酢液の原液を水で薄め、小さな穴をあけたペットボトルに入れて置いてください。
また薄めた木酢液を、スプレーに入れて散布する方法もあります。
ただしニオイを持続させるため、2~3日に1回の頻度で散布する必要があるので手間がかかります。
ニオイでハクビシンを追い出すときのコツ
ハクビシンが嫌いなニオイを利用して追い出すには、下記のようなコツが必要です。
- エサになるものは隠しておく
- できるだけ片付けて室内の見通しを良くする
- 頻繁に嫌いなニオイがするものを散布する
それぞれの理由について解説するので、順番に見ていきましょう。
エサになるものは隠しておく
なるべく、エサになるものは隠しておく必要があります。
生ごみを放置したり、空き缶や食べ残したりしたものはキレイに洗ってから捨てるようにしましょう。
また生ごみは、ハクビシンに荒らされないようネットでガードをして、時間を決めて出してください。
その理由として、長時間生ごみを放置してしまうと、ハクビシンをおびき寄せる危険性が高くなるためです。
そのため生ごみを放置するのは、短時間にした方が良いでしょう。
できるだけ片付けて室内の見通しを良くする
自宅周辺に雑草が生えている場合、草刈りを実施してみてください。
ハクビシンは臆病な性格をしているため、見通しの悪い隠れられる場所を好みます。
つまり、雑草で生い茂っている場所は視界が開けていないため、ハクビシンにとって絶好の隠れ場所です。
ハクビシンを見かけたという話を聞いた場合には、樹木の剪定や雑草などの草刈りを実施して、見通しの良い環境にすることが大切です。
頻繁に嫌いなニオイがするものを散布する
先ほど説明したハッカ油やニンニク、木酢液などハクビシンが嫌いなニオイを頻繁に散布してください。
嫌いなニオイを散布すると、ハクビシンは近寄らなくなるでしょう。
しかしニオイの持続時間が短いため、2~3日に1回の頻度で散布する必要があります。
以上、ニオイによる追い出しについてご説明しましたが、必ず追い出せるとは限りません。
もしも不安なようでしたら、プロである私たちにお気軽にご相談ください!
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まずは被害状況をお聞かせください。
注意!ハクビシンを追い出すだけでは被害が再発する
ハクビシンを追い出しただけでは、被害が再発する可能性があります。
被害の再発防止には、ハクビシンの侵入経路を封鎖することが必須です。
ハクビシンが侵入経路にしている可能性がある場所は以下のとおりです。
- 外壁や屋根の穴
- 瓦が重なっている隙間
- 通風口(換気口)
- 床下の隙間
このような場所からハクビシンは建物内へ侵入します。
そのため、侵入口を見つけ場合には、パンチングメタルや金網などを使用して頑丈に塞いでください。
ハクビシンを追い出したら徹底的な清掃と消毒を行うべき
ハクビシンを追い出して侵入経路を封鎖してから、巣にしていた場所や排泄物などを徹底的に清掃します。
野生で暮らしている動物には、病原菌を保有しているリスクもあるからです。
参考:
動物由来感染症 – 厚生労働省
また、糞尿の被害も放置はできません。
清掃の際には必ず、マスクとゴム手袋を使用しましょう。
また、排泄物に害虫が集まっているケースもあるため、殺虫剤を使いながら慎重に掃除をしてください。
掃除が終わったら消毒をしてから、消臭剤を利用してニオイをなくします。
ハクビシンによる健康リスク
ハクビシンの病源菌からは、「重症急性呼吸器症候群(SARS)」や「サルモネラ菌食中毒」、「E型肝炎」などの病気になる可能性があります。
さらに、ハクビシンが保有しているダニによってアレルギーになるおそれもゼロではありません。
参考:
外来種対策マニュアル 参考資料 ① アライグマ・ハクビシンに関する主な人獣共通感染症 – 東京都環境局
ダニアレルギーの症状や対策、治療法は? 咳やくしゃみの原因とは | バルサン | レック株式会社
ハクビシンの駆除はプロに依頼するほうが安心
画像は、ハクビシンの糞です。
このように一箇所に排泄物が溜まるので、しっかり清掃しなければなりません。
さて、ここまでハクビシンの嫌いなニオイや追い出すときのコツなどについて見てきました。
自力でも、ハクビシンの対策はある程度できます。
しかし、1日でも早くハクビシン対策をして、再発防止をするなら、専門の駆除業者へ依頼することが最適解です。
ハクビシンの侵入経路は一カ所だけでなく、複数あることも少なくありません。
そのため、侵入経路を見落としてしまいすべてを塞げていないままだと、せっかくハクビシンを追い出したのに建物内へ戻ってきてしまいます。
再発防止のためにも、プロの駆除業者へ早めに相談することをおすすめします。
ハクビシン駆除のプロをお探しでしたら
ハクビシンの駆除業者をお探しでしたら、当社「ハウスプロテクト」にご相談ください。
ハクビシンが嫌いなニオイを利用して、追い出しは可能です。
しかし、ハクビシンを追い出しただけでは、完全な解決にはなりません。
完全なハクビシンの対策には、侵入経路の封鎖が必須となります。
ハウスプロテクトでは、ハクビシンの駆除や再発防止の施工はもちろんですが、排泄物の清掃や消毒、消臭などまとめて対応しております。
また、最長10年の安心保証付です。駆除後のアフターサポートや、保証期間中には無償にて点検や補修作業を行います。
しかし、害獣駆除業者へ相談や依頼したこともなく、不安に感じていらっしゃる方もいるかもしれません。
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まずは被害状況をお聞かせください。
まとめ
ハッカ油やにんにく、唐辛子や木酢液などを利用してハクビシンの追い出しは可能です。
ただし、ハクビシンを追い出すまでには、嫌いなニオイのするものをこまめに散布したり、再発防止のために侵入経路の封鎖をしたりしなくてはいけません。
1日でも早くハクビシンの被害を解決をしたいなら、ブロの駆除業者へ相談してください。