駆除経験がなくても手軽に利用しやすい超音波装置ですが、ペットに悪影響を及ぼさないのか心配に感じる方も少なくありません。
ハクビシンが追い出せても、大切な家族が苦しむことになるのは避けたいことでしょう。
実は、超音波装置の使用はペットに悪影響を及ぼす可能性があるので要注意です。
今回は超音波機器のペットへの影響や、ペットがいるときも行いやすい対策について解説します。
ペットを苦しませることなく、安心して行える駆除方法を実践しましょう。
ハクビシン駆除の超音波とペットとの関係
駆除のために手軽に使用しやすい超音波装置ですが、ペットを飼っている家庭でも使用して良いのでしょうか。
結論をお伝えしますと、ペットの種類によっては使用するべきではない場合があります。
動物たちは可聴域が広いため、ハクビシンの超音波装置を使うことにより悪影響が出るかもしれません。
また超音波は人間には聞こえないとされていますが、年齢が30歳くらいまでの若い人は可聴域が広いため、聞こえる場合があるので併せて注意しておきましょう。
可聴域とは?
「そもそも可聴域とは何?」と疑問に感じている人もいるのではないでしょうか。
可聴域とは聞きとれる音の範囲となります。以下の超音波の数値をご欄ください。
- 人間の可聴域:40Hz~23kHz
- 犬の可聴域:67Hz~60kHz
- 猫の可聴域:60Hz~64kHz
- ウサギの可聴域:360Hz~42kHz
- ハクビシン駆除の超音波装置:13Hz~28kHz
参考:音楽研究所│動物の可聴域
人間は23kHzまでなので、駆除装置の28kHzは聞こえません。
犬では60kHzまで、猫では64kHzまでを感知できます。
そのため、60kHzよりも低い超音波装置の28kHzは、犬や猫には聞こえるという仕組みです。
ハクビシン駆除のために超音波装置を設置するなら、ご自身のペットが聴こえない範囲の超音波なのかどうかを確かめる必要があります。
ちなみに昆虫も超音波を嫌がるので、お子さんが昆虫を飼っている場合は超音波装置の使用はおすすめしません。
ハクビシン駆除の超音波装置の仕組み
念のために超音波の駆除の仕組みを確認しておきましょう。
人間と違い動物は可聴域が広いため、超音波をキャッチする能力がとても高いです。
そこを狙い、超音波装置は動物にだけ聴こえる超音波を流して、追い出しを狙います。
ハクビシン駆除装置として販売されている超音波は先ほどお伝えした通り「13Hz~28kHz」が一般的です。
人間が聞こえる周波数は「40Hz~23kHz」ですが、その範囲よりも低いまたは高い周波数は人間には聞こえないので、通常では人間に超音波は聞こえないとされています。
ハクビシン対策になる超音波アプリはある?
ハクビシン専用に作られた超音波アプリは現在見当たりませんが、幅広い害獣を対象とした超音波アプリを使用してハクビシンの駆除を狙う方も少なくありません。
超音波アプリは、ハクビシンが嫌がるモスキート音を発生させることで追い出そうとするものです。
害獣対策の超音波アプリは、スマートフォンへダウンロードすることで簡単に使えます。
無料アプリもあるので、手軽にハクビシン対策に取り組めるでしょう。
▼ハクビシンの超音波アプリについては、以下の記事で詳しく解説しています。
ペットがいる家庭で超音波によるハクビシン対策を選ぶメリットとデメリット
犬や猫、ウサギなどなんらかのペットがいる家庭で超音波によるハクビシン対策を行うのには、メリットもデメリットもあります。
「超音波装置を買うか悩んでいる」「駆除アプリを入れるか悩んでいる」という場合、事前にメリットとデメリットを確認しておきましょう。
ペットがいる家庭で超音波対策を行うメリット
超音波装置による対策の最大のメリットは、安価で気軽に購入ができ設置方法も簡単なことでしょう。
価格としては安いものなら2000円くらいから購入できるので、試しやすい対策です。
力や道具を使うことなく設置できるので、女性やご年配の方でも簡単に使えます。
ペットがいる家庭で超音波対策を行うデメリット
超音波装置による対策のデメリットとして大きいのは、やはりペットへの悪影響です。
ペットの種類によっては不調が生じる可能性があるので、事前にしっかり超音波装置の説明書や注意書きを確認しておきましょう。
また、問題がなさそうな場合でも、使用中や使用後は常にペットの体調に気を配ることが大切です。
超音波装置のある部屋にはペットが入らないようにするなど、安全性には細心の注意を払わなければなりません。
一方で、注意して超音波装置を使っても効果を得られない場合があるので、確実ではない点には注意しておいてください。
▼ハクビシン対策に超音波の効果は限定的なものであることについて、以下の記事で詳しく解説しています。
ペットを守りハクビシンを駆除するには
超音波はハクビシンだけではなく一緒に暮らしている動物にも悪影響が出る可能性が高いです。
ハクビシンを追い出したいのに、ペットの具合が悪くなっては本末転倒。
ペットを守りハクビシンを駆除するには、専門業者に依頼してスピーディかつ安全に駆除を行ってもらうのもオススメです。
「自分でできるだけ頑張りたい」という場合は、ペットを遠ざけた上で忌避剤の設置を検討してみてください。
忌避剤はハクビシンの嫌がる成分によって、追い出しを狙う対策グッズです。
超音波と同様に忌避剤もペットに影響する可能性があるので、説明書や注意書きをしっかり見た上で安全性が確かめられたなら使用しましょう。
▼忌避剤によるハクビシン対策については、以下の記事で詳しく解説しています。
ハクビシン被害の根本解決には侵入経路の封鎖が必要
完全にハクビシン被害をなくしたい場合には、侵入経路の封鎖が必須となります。
超音波の効果は一時的なものでしかなく、時間の経過によってハクビシンが超音波に慣れて戻ってくるケースがほとんどです。
ハクビシンはエサが取りやすくて住み心地の良い場所に戻ってくる可能性が高く、一度追い出せても安心はできません。
握りこぶし程度の隙間があればハクビシンは侵入できるので、さまざまな隙間を徹底的に封鎖しなければなりません。
また、ハクビシンの手足は噛む力が強いため、侵入口を封鎖するときには金属製のプレートなどの頑丈なもので塞ぐ必要があります。
しかし、全ての侵入口を探すことは容易なことではありません。
ハクビシンの追い出しまではご自身で行えても、再発予防はプロに依頼することをオススメします。
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ハクビシンを徹底駆除するのは、専門的な知識や経験がなければ難しいです。
超音波装置は確かにお手軽な追い出し方法ですが、確実性が薄く、効果が出ても一時的なものでしかありません。
また、ペットの体調を考えるなら、できるだけリスクを避けたいですよね。
弊社ハウスプロテクトにご依頼いただければ、ペットを含むご家族の体調に配慮した駆除方法を行います。
ハクビシンを追い出したあとは、丁寧に掃除をして病原菌やダニ・ノミなどの心配もなくしますので、ご安心ください。
お客様により安心していただくために、万が一再発しても無償で点検や補修が可能な最長10年の保証期間を設けています。
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さいごに
ペットを飼っているご家庭では、悪影響の可能性があるので超音波装置は安易に使用できません。
超音波装置の周波数とペットの可聴域を確認した上で使用を考える必要があるのです。
ですが早期にハクビシンを追い出したり駆除をしたりしないと、繁殖力が高いハクビシンは個体数も増えて被害も拡大します。
早期かつ安全にハクビシンの駆除をしたいなら、プロの業者に依頼することが最善です。
ペットの体調にも気を配りながら完全にハクビシンを駆除するなら、ぜひとも弊社ハウスプロテクトへお気軽にご相談ください。